Androidの最新バージョン「Android 5.0(Lollipop)」を搭載した話題のスマートフォン「Nexus 6」(モトローラ・モビリティ製)がようやく日本でも発売される。国内キャリアで唯一、同製品を取り扱うワイモバイルが12月4日より予約受付を開始することを明らかにした。

本稿ではNexus 6の魅力について改めて紹介するとともに、Googleのマーケット「Google Play」経由の直販で購入した場合とワイモバイルで購入する場合、どのように違うのかチェックしてみた。

Nexus 6

Androidの最新機能が体験できる「Nexus 6」の魅力とは?

「Nexus 6」は、6インチ QHD(2560×1440ドット)のAMOLEDディスプレイ、2.7GHz・クアッドコアのCPUを採用。OSは前述の通りAndroid 5.0だ。ラインアップは計2種類で、ストレージ容量が32GBのモデル、64GBのモデルを用意した。

背面に光学式手振れ補正や自動HDRに対応した1,300万画素、前面に約200万画素のカメラを搭載。4K動画の撮影もサポートする。バッテリー容量は3220mAhで、LTEで最長9時間の利用が可能(Wi-Fiテザリング使用時)。15分の充電で最長6時間使用できる急速充電が可能な「Turbo Charger」機能も備える。詳細はマイナビニュースの別稿で確認いただきたい

6インチ QHD(2560×1440ドット)の大型ディスプレイを搭載

背面のメインカメラは1,300万画素。光学式手振れ補正や自動HDRなど多彩な機能を備える

ワイモバイル? Google Play? どこで買う?

ここまで紹介した通り、魅力的なハイスペックマシンである「Nexus 6」。ワイモバイルとGoogle Playでの購入はどのように違うのだろうか? それぞれチェックしてみた。

まず、端末価格だが、Google Playでは32GBモデルが75,170円、64GBモデルが85,540円(ともに税込)。ワイモバイルでは32GBモデルが75,168円、64GBモデルが85,536円(ともに税込)。ほぼ同額だが、支払い方法に違いがある。Google Playでは一括払いのみだが、ワイモバイルは分割購入(24回払い)も選択可能。毎月の支払い額は32GBモデルが3,132円、64GBモデルが3,564円(ともに税込)だ。

またGoogle PlayではNexus 6単体での提供となり、利用するには別途SIMカードを用意する必要がある。一方、ワイモバイルはSIMカードと端末がセットで提供され、ワイモバイル端末向けの料金プランが適用される。推奨プランとして、月額2,980円(税抜)で高速データ通信が月間1GB利用できる「スマホプランS」があり、そのほか月間3GBまで利用可能な「スマホプランM 月額3,980円(税抜)」、月間7GBまで利用可能な「スマホプランL 月額5,980円(税抜)」も用意されている。また、各スマホプランのデータ通信パケット量を最大3回線でシェアできるワイモバイルの新料金プラン「シェアプラン」も利用可能だ。

もちろんMNPで他キャリアから乗り換えることも可能。その場合は32GBモデル・64GBモデルともに分割払い・一括払いいずれの場合も、最大24ヵ月間、月々の請求額から540円(税込)が割引かれるサービスもありお得になる。

このほか、ワイモバイルでNexus 6を購入した場合、「パケットマイレージ」「Yahoo!ボックス」「Yahoo!ウォレット」といった独自サービスが利用可能。パケットマイレージは、Yahoo!ショッピングやヤフオク!などのYahoo! JAPANのコンテンツを利用してマイルを貯めることができるサービス。マイルを貯めると、そのランクに応じて高速で使えるデータ容量の追加料金が無料になる。Yahoo!ボックスは、30GBまで利用できるオンラインストレージサービス。Yahoo!ウォレットは、ヤフオク!など様々なサイトで利用できる決済サービスだ。

さらに充実した保障サービスも用意。月額500円(税抜)で、万が一の故障や水濡れ・全損などに備える「故障安心パック-S」が利用可能だ。このほか、サポート窓口が利用できる点、全国のワイモバイルショップで販売員にサービスについて確認できる点もポイントだ。

本稿で紹介した通り、おなじNexus 6でもワイモバイルとGoogle Playでは、提供されるサービス内容が異なる。

端末本体を分割払いで購入したい人や自身でSIMカードを用意するのが面倒な人は、ワイモバイルで購入するのがよいだろう。また、手ごろな料金プランやパケットマイレージなどの独自サービスが利用できる点、保障サービスがしっかりしている点も大きなメリットだ。