【レビュー】

超広角撮影でセルフィーも楽しめる! キヤノンのデジタルビデオカメラ「iVIS mini X」の使い勝手をチェックしてみた

年末年始のこの時期。親しい友人とのパーティや、冬休みの家族旅行などを計画している人も多いことだろう。そのような機会に大活躍してくれそうな、小型のデジタルビデオカメラ「iVIS mini X」がキヤノンから発売された。価格はオープン、キヤノンオンラインショップでの直販価格は38,800円となっている(税別)。今回、実際にセルフィー(自撮り)し、その使い勝手をチェックしてみたので紹介しよう。

iVIS mini X

まずは仕様をチェック

iVIS mini Xは、高性能マイクを搭載したHDビデオカメラ。手のひらに乗るサイズ感は、ビデオカメラというよりスマートフォンに近いイメージだ。手にとってみると、スマホよりやや厚く、やや重い、そんな印象を抱く。

サイズは約82(W)×109(H)×30(D)mm、重量は約240g。手のひらサイズのコンパクトな製品となっている

カラーバリエーションはブラックの1色。表面にはツヤ消し加工が施されており、指紋の跡がつかないよう配慮されている。本体の底面には、最大傾斜60度の自立式スタンドを搭載。また三脚穴が用意されているので、カメラの三脚を取り付けることも可能だ。

最大傾斜60度の自立式スタンドを搭載。三脚穴にカメラの三脚を取り付けることも可能

液晶モニターはバリアングル仕様のため、自由な角度で撮影が楽しめる。カメラの主な仕様としては、F2.8の明るいレンズを採用、MP4記録時の有効画素数は約899万画素。電源をオンにするとレンズカバーが開く仕組だ。レンズの両脇には高性能なステレオマイクロホンを搭載する。

液晶モニターはバリアングル仕様。F2.8の明るいレンズを採用、レンズの両脇には高性能な大口径のステレオマイクロホンを搭載している

端末のサイドにはマイクの音量調整ボタン、イヤホン端子、マイク端子、電源ボタン、HDMI端子などが配置される。動画記録時間は約17時間20分(4Mbps記録時/ 32GBメモリーカード記録時)、バッテリー連続使用時間は約160分(付属バッテリー使用時、AVCHD 17Mbps記録時)。

動画記録時間は約17時間20分、バッテリー連続使用時間は約160分となっている

実際にセルフィーしてみる

さて、ここからは本製品の実力を実際にチェックしていきたい。実際に秋の行楽地に出かけて、撮影してきたので、その結果を紹介しよう。まずはバリアングル液晶を活用したセルフィーに挑戦してみる。カメラ好きの女性が増えたこと、スマートフォンで簡単に自撮りが楽しめるようになったことなどの理由から、カメラ市場では最近、セルフィーがブームとなっている。iVIS mini Xなら、レンズを自分の顔に向けて液晶ディスプレイを起こせば簡単に自撮り環境が整う。セルフィーに最適な製品と言えるだろう。

レンズを自分の顔に向け、液晶を起こせば簡単に自撮り環境が整う

驚いたのは、その画角の広さ。本製品では動画(MP4)で約160度、静止画で約170度の広角撮影が可能だ。「景色の良い観光地に来たのに、全景がカメラに収まらない」という悔しい思いをしたことはないだろうか。iVIS mini Xに搭載されている魚眼レンズなら、目の前の景色を撮り逃がす失敗はなくなるかも知れない。

小型の三脚で固定して撮影してみた(写真左)。画角の広さが特長のひとつ(写真右)

銀杏の紅葉が綺麗な並木道を、手持ちで歩きながら撮影することにした。モニターの明るさはほどよく、屋外でも見難いことはなかった。ただ、手で持ちながら撮影する場合、本製品のどこを持てば良いか迷った。スタンドを出してグリップすべきか、本体の底を手のひらに乗せるべきか、手持ち用に一脚のようなものを用意するのが良いのか。筆者は結局、スタンドを出して手持ちすることにした。

グリップがないので、手持ちで撮影する際はどこを持つべきか迷う

ここで、実際に撮影した動画を掲載したい。高性能マイクが、すれ違う人の話し声や噴水の音、土を踏む靴の音まで鮮明に拾っている。手ブレ補正が効いており、歩きながら撮影してもさほど画面が揺れない、などの特長も認められる。

実際のセルフィー動画

本製品は、場所や被写体に合わせて撮影シーンを選べるのも特長のひとつ。「マクロ」「夜景」「車内」「スポーツ」「グルメ・ファッション」「スノー」「ビーチ」の計7種類が用意されている。このほか「オーディオシーンセレクト」では、撮影シーンを選ぶだけで適切な録音設定で撮影できる。楽器の演奏風景などを記録する際に活用できるだろう。

ユニークな撮影方法としては、最大1/4倍速の「スロー記録」や、時間の経過を早回しで見せる最大4倍速の「倍速記録」に対応した。また、被写体の動きを一定間隔で自動撮影し、映像をつないで一つの動画として再生できる「インターバル記録」も搭載している。

こちらがインターバル記録と夜景モードを利用して撮影した映像を掲載

このほか、魚眼レンズによる広角撮影にも対応。手ブレ補正機能と高性能ステレオマイクが搭載された本製品なら、様々な利用シーンで活躍してくれそうだ。例えば、これまで家族旅行のビデオには映ってこなかった撮影熱心なお父さんも、セルフィーに適した本製品なら家族と一緒に楽しんでいる様子を映像に残すことができる。ハンドバックやジャケットの内ポケットなどに入れて持ち運べるほどコンパクトなので、旅行の手荷物にもならずに済むことだろう。

汎用性の高いmp4形式で保存できるので、PCやスマートフォン、タブレットなどでも簡単に映像を楽しめる

本製品には無線LANを内蔵する。専用アプリケーション「CameraAccess plus」を手持ちのモバイル端末にインストールすれば、スマートフォンやタブレットから映像のチェックやリモート撮影が可能だ。外出先から留守中のペットの様子もモニタリングできる。大画面のテレビやモニターに映像を表示しながらの撮影も行える。ちなみにiOS向けには専用アプリケーション「Movie Uploader」も提供されている。iVIS mini Xで撮影した動画や静止画をiPhoneやiPadに転送できるので、YouTubeやFacebookなどのSNSにもアップロードしやすい。

これまでスマートフォンで自撮りしてきた人は、これが1台あれば一歩も二歩も先を行く高品質なセルフィー環境が手に入ることになる。また、楽器の演奏やダンスの振り付け、テニスやゴルフなどを楽しんでいる人なら、本製品で自撮り撮影することで、後から客観的な目線でフォームなどを確認することができるだろう。広角で撮影できるので、人数が多くても見切れる心配がない。高音質で記録できる点も心強い限りだ。

アイデア次第で、様々な楽しみ方ができそうなiVIS mini X。この機会にiVIS mini Xを使ったハイクオリティな動画作りに挑戦してみてはいかがだろうか。本稿を読んで興味をもたれた方は、同社のスペシャルサイトをチェックしてみてほしい。

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