ユーザー辞書

よく使う単語を自分で登録できるユーザー辞書機能も搭載している。登録はYahoo!キーボードのアプリ側から行える。左上の歯車アイコンから設定画面に飛び、「辞書」をタップ。「+」アイコンから登録を行う。登録数は最大500までとなっている。固有名詞などを登録しておけば便利そうだ。

「Yahoo!キーボード」はかなりインターフェースが練られており、使い勝手の良いキーボードに仕上がっているという印象だ。

今後の課題!?

一方で、気になる点もいくつかある。

まず、これはiOS 8の仕様なのでどうしようもないのだが、インライン入力ができないこと。そのため、一旦キーボード上の入力欄の中で文章を作って確定させないと本文に反映されないのだ。ただし、入力欄と変換候補の表示欄が上下に分かれているため、本文の長さは画面の横幅までは確認できる。それ以上の長さになると文頭が見えなくなってしまうが、さすがにそこまで長い文章を未確定のまま一気に打ち込むことはないだろう。

インライン入力はできないが、そこまで長い文章を一気に打ち込まないなら問題はなさそうだ

もう一つは、キーボードが立ち上がるのに若干の重さを感じること。また、ごく稀にメモアプリを立ち上げてもキーボード自体が表示されないこともあった。そんなときは一旦、アプリ自体を終了させて再度起動すればいいのだが、これは重なるとかなりのストレスになる。

また、フリックキーパッドでフリックする際、一番下の横列(「わをん」の列)から上に向かってフリックすると、コントロールセンターの起動に化けることがよくあった。キーボードが変わったことによる慣れの問題かとも思ったが、キーパッドに関しては標準のキーボードとほぼ同じなので、ちょっと気になるところだ。

機能面では申し分ないだけに、細かい部分での使い心地が標準のキーボードに近づけば、さらに魅力的なアプリになるだろう。