TSUTAYAを展開するCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)は1日、モバイル事業会社「CCCモバイル」を設立し、スマートフォンをはじめとするモバイル事業に参入することを明らかにした。新ブランド「TSUTAYA mobile」として、2015年秋にサービスインさせる予定で、全国のTSUTAYA店頭などで発売するという。本稿では同日、都内で行われた記者説明会の模様をレポートする。

TSUTAYA事業、T-POINT事業などを運営するCCCが、新会社CCCモバイルを設立。オリジナルスマートフォンを企画・販売していく

モバイル領域で生活提案を

記者説明会の冒頭、CCC代表取締役副社長の武田宣氏が登壇。武田氏は「CCCの企業理念は、生活提案をするということ。これまでも、皆様方に日常生活の楽しみ方や、生活のヒントになるような提案を行ってきた。今回はモバイルという領域において、しっかりと提案していきたい。より素晴らしい生活を提案できるのではないかと思っている」と挨拶した。

登壇して挨拶する、CCC代表取締役副社長の武田宣氏

CCCは現在、事業の中心としてポイント事業、メディア事業、TSUTAYA事業を据えている。将来的には、これらの事業に並ぶ水準にまで「モバイル事業」を成長させていきたい考えだ。武田氏は「グループ会社の可能性に期待している。皆様方に受け入れられ、利用され、評判となるようなプラットフォームになると良いな、と考えている」と話した。