LINEは26日、2014年を象徴するスタンプを選出する「LINE Creators Stamp Award 2014」の授賞式を都内で開催した。グランプリ作品を含む、8つのスタンプが賞に輝いた。会場には審査員として、みうらじゅんさん、ヒャダインさん、小島瑠璃子さんが招かれた。

2014年を象徴するスタンプを選出する、LINE Creators Stamp Award 2014の授賞式が開催。審査員として、みうらじゅんさん、ヒャダインさん、小島瑠璃子さんが招かれた

スタンプを文化にしていきたい

受賞式の冒頭、LINE 代表取締役社長 CEOの森川亮氏が登壇して挨拶した。「LINEは、インターネットのメッセンジャーに革命を起こした。中でもスタンプは、国境、言語を越えた存在にまで成長した。若い人を中心に、スタンプだけで会話をするなどの文化も生まれている」と森川氏。LINEのスタンプは現在、1日に18億回のやりとりが行われているという。

登壇するLINE 代表取締役社長 CEO の森川亮氏

スタンプを自作できるクリエイターズマーケットは、今年の5月に開始した。「プロアマを問わず誰でも参加が可能」「売上の50%がクリエイターに支払われる」「世界中に販売できる」といった点がサービスの特長となっている。この6カ月間に登録したクリエイター数は27万人にのぼり、3万セットが市場に出まわったという。トップクリエイターと呼ばれる上位10人の売上平均は、3,680万円にも達している。

登録されているクリエイター数は27万人(写真左)、上位10人の売上平均は3,680万円(写真右)

スタンプの販売総額は35億9,000万円に到達。最近ではスタンプ発祥のアプリ、本、グッズ販売なども行われている。また、地方自治体などもスタンプ作りに参入している。森川社長は「巨大市場に成長したスタンプ創作活動を、文化にまで発展させていきたい。そうした思いで、第1回の授賞式を開催するに至った」と豊富を語った。