説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『「電話」と「ミュージック」、「メール」と「Safari」、どれをドックから削る?』という質問に答えます。

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ホーム画面の下にある細長い領域は「ドック」と呼ばれ、最大で4つのアプリを登録しておくことができます。ホーム画面は左右へフリックすることでページを切り替えできますが、ドックは定位置に固定されているため変化しません。どのページを表示していても、ドックに登録したアプリはすぐに起動できます。わずか4つですから、貴重なスペースといえます。

iOSの初期設定では、「電話」と「ミュージック」、「メール」と「Safari」の4つのアプリがドックに登録されています。アプリアイコンが削除/移動可能な状態(適当なアプリアイコンを長押しして振動している状態)のとき、不要なものをドックの領域外へドラッグすればドックから外すことができます。空いた部分には、どのアプリを登録してもかまいません。

その4つのアプリのうちどれを外すかですが、迷わず「ミュージック」を選びます。なぜなら、画面下を上方向にフリックすると現れる「コントロールセンター」を使えば、ドックから起動する場合と比べても負けず劣らずスピーディーに「ミュージック」を起動できるからです。

コントロールセンターから「ミュージック」を起動するには、再生/一時停止ボタンの真上に表示されているアーティスト名/アルバム名部分をタップします。最近「ミュージック」を起動していなければ(「ミュージック」が完全停止した状態)、同じ部分には「ミュージック」と表示されていますが、その場合も同様に「ミュージック」の文字部分をタップすればOKです。

「電話」と「メール」、「Safari」はコントロールセンターから起動できませんから、なにかと使う機会が多いアプリなだけに、そのままドックに残しておいたほうがよさそうです。「ミュージック」を外して空いた部分には、よく起動するアプリを登録しておけばいいでしょう。

「ミュージック」はコントロールセンターから起動できるので、貴重なドックに登録しておくこともないでしょう