2008年発売のiPhone 3Gは、8GBと16GBの2モデルをラインナップ。翌年のiPhone 3GSでは32GBモデルを追加、続くiPhone 4も同じ3モデルで展開されたが、iPhone 4sでは64GBモデルが追加され4モデルとなった。iPhone 5/5sは最大64GBで変化なかったが、最新モデルのiPhone 6/6 Plusではついに128GBモデルが登場した。

このように大容量化が進むiPhoneだが、少し気を緩めればディスク容量は不足する。アプリは多機能化を続け、Retina対応のために画像などの収録リソースも増える一方。写真やビデオは解像度が高まり、連写機能により撮影枚数も増えた。これでは、128GBモデルを用意してもすぐに容量不足に陥ってしまう。

ディスク容量不足で慌てないようにするためには、ふだんから「節約」するしかない。使わないアプリはアンインストールする、重複する写真は削除する、などとディスクのムダ使いを減らす心がけが重要だ。

Webブラウザ『Safari』も例外ではない。ときおり『設定』にある管理ページで「履歴とWebサイトデータを消去」ボタンをタップし、キャッシュファイルを削除する方法は知られているが、それでも不十分だ。Safariにはインターネット非接続時(オフライン)にもWebページを閲覧可能にする「リーディングリスト」があるが、この機能で登録されたページはiPhone上に大量のデータを読み込んでいる。

リーディングリストのキャッシュは、Safariの管理ページからではなく、「使用状況」から「ストレージを管理」をタップし、Safariの項目を開こう。そこにはリーディングリストのキャッシュサイズが表示されており、「編集」ボタンをタップすれば削除できる。リーディングリストは画像ファイルも含めてダウンロードするため、十数件ほど登録すれば100MB、200MBは平気で消費するので、だいぶディスク容量が復活するはずだ。

操作手順をカンタン解説

1 『設定』→「一般」→「使用状況」の順に画面を開き、「ストレージを管理」をタップする

2 「Safari」項目をタップする

3 右上の「編集」ボタンをタップすると、リーディングリスト行の左端に赤いボタンが現れるので、これをタップする

4 右端に現れた「削除」ボタンをタップすると、リーディングリストのキャッシュファイルを削除できる

(提供:iPad iPhone Wire)