【レポート】

東京都・渋谷にある話題の「ヤギカフェ」に行ってきた

梶原誠司

東京都・渋谷にあるヤギカフェが話題となっている。駅から南平台方面に坂を上がって、徒歩5分。銀の球体・文化総合センター大和田の隣にある「桜丘カフェ」がそれだ。動物園でもないのに、なぜ都会のど真ん中にヤギがいるのだろうか。実際に行ってみることにした。

オフィス街に現れた突然の癒やし

ウッドテイストでかわいらしい外観の桜丘カフェ。オープンテラスに座って首を傾けると、2匹のヤギが柵の向こうからこちらを眺めている。道行く人は、ヤギ小屋の前で足を止め、頭をなでたり、写真を撮ったりしている。北は北海道、南は山口県から、ヤギを見るためにこのカフェに訪れているのだそうだ。

「お店がオープンしたのは2009年3月で、ヤギは2010年5月にやってきました。オフィス街にあることから、サラリーマンの方に多く利用してもらっていたのですが、お客さんの顔を見たときに『皆、疲れてるよね』という話になって、『癒やしの存在がこの辺にあったらいいんじゃないかな』ということで飼い始めたのがきっかけです」と話すのは、桜丘カフェを運営しているエル・ディー・アンド・ケイの広報担当・山田宏樹さん。確かに、ヤギと触れ合っている人たちは、皆、笑顔だ。

人間でいうと25、6歳

ヤギに近い席は人気が高いらしく、いつも埋まっているようだ。のんびりと、ヤギの姿を見ているだけでも癒やされるので、絶好の特等席となっている。取材に伺ったときは、白いヤギが木小屋から外に出ようとせず、茶色いヤギはひたすら柵をかじっていた。

白いシバヤギ「さくら」は3月9日生まれ。茶色いトカラヤギ「ショコラ」が2月14日生まれ。名前は誕生日の季節から付けられた。どちらもメスで年齢は4歳。人間でいうと25、6歳だという。「さくらはわがままでね。ショコラより先にご飯に口をつけたがるんです。ショコラは逆にさびしがりやでね。小屋の掃除をするときとか、片方だけ出すと『アレ?』ってなって、挙動不審になったりするんです」(山田さん)。

渋谷駅前へ散歩に出かけることも

柵の中に木小屋があるのだが、形がどうもいびつだ。尋ねてみると、「かじっちゃうんですよ。元々は鍵穴の形をしていたんですけど、今は原型がありません(笑)」と山田さん。元気でなによりである。それにしても、ヤギを飼うのは大変なんじゃないかと思うのだが。「今は個人でも飼えるみたいなんですよ。アパートのユニットバスで飼ってらっしゃる方もいるそうで…。とにかく、大人しいですからね。そんなに苦労はないです」とのことだ。

朝10時には半径100mくらいの距離の散歩に出かける。渋谷駅西口の歩道橋を渡って、バスターミナル方面に出ることもあるそうだ。月曜と水曜の15時からは予約制で散歩の無料体験も可能だ。ほかにも、餌の干し草を食べさせてあげることもできるという。

フードもおいしいおしゃれな店内

店内ではジャズなどのおしゃれな音楽が流れており、こだわりのアンティーク家具が散りばめられ、間接照明を多用している。モーニングやランチ、ディナーやミッドナイトと各時間帯でメニューが変わるので、さまざまなスタイルで利用できて、汎用性が高い。客層は20代から30代くらいの女性やスーツ姿の男性が多いよう。土日は子ども連れの家族やママ友の集まりでにぎわっているという。

店では、ヤギにちなんだメニューも提供。「さくらサンデー」(\600)はバニラアイス、「ショコラソフト」(\600)はチョコアイスにキャラメルソースがかけられ、ラスクが添えてある。おすすめは「渋谷キーマカレー」(¥1,000)。ピリリと辛いスパイシーな味わいにガーリックチップが効いた本格派のカレーだ。フードにも力を入れているので、ヤギ目当てでなくても楽しめる。皆さんも一度、訪れてみては。

※価格はすべて税込み。

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