STOLA 301KC

最後は「STOLA 301KC」を紹介しよう。先ほどのWX12Kがよりガラケーらしく進化してきた機種だとするなら、「STOLA 301KC」はそこからさらにデザイン性と軽量コンパクトさを突き詰めた機種だ。

STOLA 301KC

鮮やかなカラーが美しい背面

底面

側面

天面

側面

ストラップフォンほど極端に機能を削っているわけではなく、かといってWX12Kよりはかなり軽量コンパクトでファッション性が高い。ちょうど2機種の良い所どりをしたような立ち位置のPHSである。

特にカラーリングにはかなりこだわりを見せており、リアカバーは別売りのものを購入して付け替えることもできる。カラーはどれもビビッドで美しい。スタイリッシュなフォルムや118×46×13.9mmというコンパクトさもあり、ファッションアイテムとしても違和感のない端末だ。

手に持ったときの収まりは抜群

ディスプレイは大きくはないが視認性は悪くない

電話、メール以外にも様々な機能が

ボタンも押しやすい

ディスプレイは大きくはないが、かなり見やすく、実用には問題なし。機能面では電話、メール以外にもメモ帳やカレンダー、電卓など、便利なユーティリティ系ツールがひと通りそろっている。

ストラップフォン2と同様に、ボタンには適度な隆起があって、操作もしやすかった。久しぶりにこのタイプの操作をして、その気になればポケットの中でもいじれるのがタッチパネルにはない物理キーの良さだと再確認した。

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いかがだっただろうか。正統進化した端末もあれば、よりファッション性の高い端末もあり、また極小の端末から固定電話へ進化したものまで、現在のPHSは千差万別だ。どうしても似通った形状と機能になってしまうスマートフォンよりも、自由度の面では優れているといえる。

もしかしたら、あなたにぴったりの端末はスマートフォンではなく、PHSなのかもしれない。