iOSの「Safari」は、いわゆる「タブブラウザ」だ。同じウインドウ上にルーズリーフの"耳"のような部分が付いた領域に独立のWEBページを割り当て、それを複数枚表示するというタブブラウザのスタイルはパソコン/スマートフォンを問わず定着しており、Safariもそれに倣っている。iOS 6のSafariは8枚、iOS 7のSafariは24枚とタブの最大枚数は増加傾向にあり、 今後も続きそうだ。

タブブラウザの長所は「複数のWEBページを同時に表示しておけること」にあるが、長時間表示しておけるためにブックマークへの登録は怠りがち。しかし枚数の上限があるため、初めて訪ねたWEBサイトをブックマーク未登録のまま閉じてしまうことも。そうなると、表示履歴をさかのぼったり検索しなおしたりせねばならず、面倒なことになる。

しかし、iOS 8のSafariには「最近閉じたタブ」を復元する機能が追加された。iPadではiOS 7のときから利用されている機能だが、iOS 8からはiPhoneでも利用可能になったのだ。これで、うっかり閉じてしまったタブを面倒な作業なしに再表示できる。

操作はかんたん、タブ一覧画面を表示した状態で、画面下部中央の「+」ボタンをプレス(長押し)すればいい。最近閉じたタブがリストアップされるので、表示したい行をタップすれば新規タブとして復活する。ただし、履歴を削除するとあわせて消えてしまうので注意しよう。

操作手順をカンタン解説

1 タブ一覧画面を表示した状態で、画面下部中央の「+」ボタンをプレス(長押し)する

2 最近閉じたタブがリストアップされる。タップした行が新規タブとして復活する

(提供:iPad iPhone Wire)