「iPhone 6/6 plus」が発売されて約1カ月が経ったが、携帯電話ランキングでは、iPhoneが上位をほぼ独占するという状況が続いている。そんな人気のiPhone 6/6 plusをこれから購入する予定の人にとって、よく考えておきたいのが、通話定額プランに切り替えるべきかどうかだ。

主要3キャリアが相次いで導入した新料金プランでは、音声通話が定額利用できることが目玉となっているが、その分、月額料金が高くなるため、あまり通話しない人にとっては値上げになる可能性がある。そこで本稿では、キャリアの新料金プランについて詳しく検証するとともに、従来プランを使い続ける場合に便利な通話サービスについて解説していきたい。

キャリアの新料金プランは実質的な値上げ?

主要3キャリアの新料金プランは、各社ほぼ同様の内容となっており、基本使用料が月額2,916円(以下、金額はすべて税込)で、国内宛の音声通話がかけ放題になる。しかし、たとえば、NTTドコモの従来プラン「タイプXi にねん」では、基本使用料は月額842円であり、その差は2,000円以上だ。つまり、毎月の通話料が2,000円以上になる人でない限り、通話定額は割高なプランであり、切り替えるメリットはないだろう。

NTTドコモの新料金プランと従来プランの比較(金額は税込)

また、新料金プランでは、パケット定額サービスの料金も割高だ。たとえば、従来プランの「Xiパケ・ホーダイ フラット」は、データ量が月間7GBで月額6,156円。一方、新料金プランの「データMパック」は、月間5GBで月額5,400円となっており、金額だけを見ると安くなったと錯覚するが、データ量1GBあたりの料金で比較すると、新料金プランのほうがかなり高いと言える。

合計月額料金で見てみると、従来プランで前述の「Xiパケ・ホーダイ フラット」を選択している場合が月額7,322円。新料金プランで「データMパック」を選択している場合が月額8,640円で、新料金プランのほうが月間データ量が少ないにもかかわらず、1,300円以上も高い。また、新料金プランで月間2GBの「データSパック」を選択したときと、従来プランで月間7GBの「Xiパケ・ホーダイ フラット」を選択したときの差額はわずか300円。音声通話が定額利用できるとはいえ、新料金プランが割高なのは一目瞭然だろう。

キャリアの従来プランで通話料を節約できる「G-Call」

あまり通話しない人であれば、各キャリアの従来プランを使い続けたほうが良いと言えるが、もちろん従来プランは通話定額ではないため、通話するごとに21.6円/30秒の通話料がかかる。わずかな金額のようにも見えるが、5分通話すれば216円であり、頻繁に電話をかけた月であれば、通話料はばかにできない額になるだろう。そこで活用したいのが、スマートフォンの通話料を節約できる格安通話サービスの「G-Call」だ。

G-Callは、通話発信する際に、相手の電話番号の前に4桁の番号を付加することで、10円/30秒(非課税)という格安な通話料で電話をかけられる通話サービス。キャリアの通話料の半額以下で通話でき、しかも国際回線を利用しているため消費税が非課税となっているのが魅力。

スマートフォン向けには専用アプリが用意されており、アプリから通話発信することで4桁の番号を自動で付加して電話をかけることが可能。利用にはあらかじめ申込みが必要となる。

格安通話サービス「G-Call」のiPhoneアプリ

なお、G-Callは、「050 plus」などのIP電話アプリとは異なる。IP電話アプリがパケット通信を利用するのに対し、G-Callでは電話回線を利用した通話となるため、通話品質はスマートフォンの通常発信と同様で、音声の遅延も少ないのが特長。また、通話相手には、スマートフォンの電話番号が通知される。

G-Callの月額基本料や初期費用は無料で、使った分の通話料を支払うだけで、通常発信と比べて節約が可能。しかも今なら、キャンペーンにより、G-Callに新規登録することで、通話料として使えるG-Callポイントを500円分もれなく貰える。また、紹介者制度もあり、友人を紹介すれば、自分と友人がそれぞれ250円分のポイントを貰うことができる。

新料金プランしか選べない場合は、MVNOも選択肢に

このように、G-Callを使えば、従来プランの通話料を半額以下に節約できるため、あまり通話しない人であれば、キャリアの新料金プランには切り替えず、従来プランでG-Callを使うのがベストな選択と言える。

なお、ドコモでは、「タイプXi にねん」などの従来プランの新規受付を8月末で終了しているほか、従来プランのまま機種変更すると、「月々サポート」の対象にならないなど、新料金プランへの切り替えが半強制となっている。そのため、機種変更はしたいが、料金プランは変えたくないと悩んでいる人もいるかもしれない。もしも、通話定額が必要なく、割高な新料金プランに納得できないのであれば、MVNOサービスへの乗り換えを検討するとよいだろう。

いわゆる"格安SIM"とも呼ばれるMVNOサービスでは、音声通話に対応したSIMカードも提供しており、これらの音声通話SIMを使えば、キャリアよりも低料金でスマートフォンを運用することができる。G-Callは、音声通話SIMとも一緒に使うことが可能で、音声通話SIMの通話料21.6円/30秒(税込)の半額以下となる10円/30秒(非課税)で電話をかけることが可能だ。

なお、G-Callと音声通話SIMを組み合わせて使う方法については、マイナビニュースの別稿(http://news.mynavi.jp/articles/2014/06/17/gcall/ )でも詳しく紹介しているので、ご参照いただきたい。

* * *

音声通話を定額とする主要3キャリアの新料金プランは、必ずしもすべての人にとってお得とは言えず、むしろ割高になる可能性もある。あまり通話を利用しない人が通話料を節約したいのであれば、キャリアの従来プランを維持した上で、格安通話サービスのG-Callを導入するのがおすすめだ。キャリアの半額以下の通話料で賢く節約できるだろう。