「自分は男性とつき合うと"重い女"かもしれない」。筆者は仕事で恋愛相談を受けていますが、相談を寄せてくる女性のメールによく、こう書かれているのを目にします。では、男性にとって"重い女"とはどんな特徴があるのでしょうか。

■「見捨てられ不安」を抱えていることに気づいていない

「見捨てられ不安」とは、恋人がいつも一緒にいてくれなかったり、恋人に自分の意見を否定されると、絶望的な気持ちになってしまうことです。親友に新たな友人ができると寂しさを味わうことも含まれます。

「見捨てられ不安」が強まると、逐一恋人の行動を把握していなければ不安になる、返信がないのに何度もLINEやメールをしてしまう、連絡がつかない時間が本人にとって長いと感じると「浮気してるのでは」とネガティブに考えてしまうことなどが当てはまります。

この原因は、幼少期の親子関係、特に母子関係にあると言われています。十分に受け止めてもらった、愛してもらったという実感を得ていないと、親しい人が離れていってしまうのではという不安にさいなまれるようになるのです。

当てはまる人は、自分の気持ちを客観視する訓練をしましょう。そして、「見捨てられ不安」が強まっていると感じたら、「そこまで不安にならなくても大丈夫」と、自分に語りかけてみてください。

■彼以外に夢中になれるものがない

恋愛関係を悪化させる一因につながりやすいのが、彼以外に夢中になれるものがないという現実。夢中になれる対象が1つしかない場合、必然的にそのことばかりに目がいきがちになります。そして、夢中になれる対象が彼のみという女性は、彼との関係が順調な状態のときにしか達成感を味わうことができないため、達成感を味わうためさらに彼だけにのめり込んでいくという、悪循環に陥ってしまうこともあるのです。

このタイプの女性は、原因を解決しないで関係を継続するため、同じことに同じように悩み、抜け出せなくなってしまうケースもあります。

■完璧すぎる

一見、モテにつながりそうな要素ですが、欠点らしい欠点が見当たらない女性も、男性にとっては"重い女"。完璧な相手といると、人は疲れるものです。疲れは重さにも似た感情なのです。「自分は欠点だらけだから結婚できないのかも」という女性もいましたが、そんなことはありません。その欠点をいとおしんでくれる人がいるはずなのです。

「見捨てられ不安」だけは、自分1人での解決は難しいかもしれません。その気持ちが強まったときに我慢する=子供の頃の自分を卒業して大人になることも有効策の1つだと言われていますが、自分で解決できない場合は、医師やカウンセラーの助けが必要な場合もあります。

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著者プロフィール

内埜さくら(うちの さくら)
恋愛コラムニスト。1800人以上の人物取材の経験で磨かれた鋭い洞察力が武器。事務、販売、接客など数多くの職業を経験後、2004年にフリーライターとして活動開始。男性誌で約3年以上、恋愛やセックス特集を担当。ライター活動中に取得した心理カウンセラーになるために学ぶ必須項目の心理学と取材データを元に、処女作の「恋がガンガンうまくいく魔法のフレーズ80」(講談社)を上梓。「恋愛コラムニスト内埜さくらのブログ」も更新中。無料恋愛相談も実施中(休止中の時期もあるため事前に必ずブログを参照のこと)。