クラウドアルバム「iCloud Photo Library」

フォトストリームに加え、iOS 8で初めて登場したのが「iCloud Photo Library」だ。これはユーザーが持つ写真のライブラリすべてをiCloud側にアップロードし、すべての機器で共有しようという機能だ。フォトストリームを大幅に拡大したものだと思えばわかりやすいだろう。

フォトストリームと違って30日で写真が消えるわけではないため、完全にバックアップとして機能する。ローカルのストレージ容量が少ないパソコンを使っていたり、そもそもパソコンを持っていないというユーザーでも、写真を長期にわたって保持できるようになる。しかもiPhoneさえあれば、過去の写真もいつでも引き出せるわけだ。 大変便利な機能だが、現在はまだベータ版ということで、すべてのユーザーが使えるわけではない。一部のユーザーにのみ、「写真」アプリの設定画面にオン/オフのスイッチが現れている。今後、サービスが正式化したらすべてのユーザーに公開されるはずなので、まだ表示されていないという人は焦らず待とう。また、設定をオンにした初回の通信量は非常に多くなるため、高速なWi-Fi回線が利用できる環境で使うようにしよう。

「iCloud Photo Library (Beta)」をオンにすると、ベータテスト中のサービスであるという警告が表示される。利用したい場合は「Start Usig Beta」をタップしよう

「iPhoneストレージを最適化」を選択すると、iPhoneにはiPhone用に最適化された解像度の写真が残り、オリジナルのデータはクラウド側にアップロードされる。「ダウンロードしてオリジナルを残す」を選ぶと、ローカルにもオリジナル解像度が残る。いまいちわかりにくく、日本語として洗練されてない感がある