フレッシュハンドメイドコスメLUSH(ラッシュ)が、東京ミッドタウンで『2050年のLUSHな(みずみずしく、みどりと潤いにあふれた)未来のために』をコンセプトにした野外イベントを開催。期間は10月4日・5日の2日間。4日には杉本彩さんのトークショーが行われた。

100%自然エネルギーで運営するイベント

今回のイベントはすべて100%自然エネルギーで運営されたという。さまざまな体験コーナーの他、化粧品のための動物実験の廃止などを訴えた。

杉本彩さんが願う未来の社会

イベント初日となった4日には、女優やタレント活動の他、動物愛護活動家としても知られる杉本彩さんが登場。動物と人が共存できる社会の実現に向けた自らの想いを語った。

化粧品の開発段階では、人間に害がないか確かめるために、主にうさぎなどを使った動物実験が行われることがある。欧米では禁止されている国が多いが、日本はまだそうした実験を行っている企業があり、そうした現状に杉本さんは以前から強く疑問を抱いているという。

「過剰に美しさを求めていくのは逆効果だと思っています。そもそも美は外見だけのものではなく、その人の考え方や価値観といった内面からにじみ出す部分も大きいと思うのです。少なくとも美容に関しては動物に苦痛を強いて美を追究するのは美しい行為ではないと私は思います」(杉本さん)

「化粧品のために動物実験が行われていることなんて知らない人もまだまだ多いのではないしょうか。まずは知ることが大切で、次は私たちがモラルある消費者になって選ぶべきだと思います。ちゃんと動物や環境に配慮している企業なのか、そうでないのか。そうすれば、ひたすら利益を追求する企業も考えざるを得なくなるはずですから」

「人間が心豊かに暮らしていける社会とは、自然や小さな動物にも配慮されている社会であるべきだと思いますし、逆にそうした思いやりの持てない社会で人間が本当に幸せに暮らしていけるとは私には到底思えないのです」

MCから最後に集まった皆さんにメッセージをと言われると、杉本さんは「これからの日本をになっていく子どもたちが安全、安心に暮らしていける社会を作るのが私たち大人の責任だと思います。思いやりを持って、いろいろな考え方の違う人も歩みよって共存できる社会を構築していく。疑問を持っていても声をあげない人が多いとは思うので、まずはひとりひとりがモラルある消費者になってアクションを起こしていけば、たとえ小さな力でも変わっていくと思います。どうせ私が何かしたって何も変わらないなんて思わずに」と締めくくった。