米Appleの新製品発表イベントが米国時間10月16日に開催される。発表内容にはiPadも含まれそうだ。ここでは、新iPadを巡る噂をまとめ、iPadに期待することについて触れていきたい。

iPadの年次アップデートとこれまでの経緯

Appleは基本的に、1年間に1度、主要な製品ラインのアップデートを行っている。夏頃のMac、夏の終わりのiPhone、秋のiPadが例年の流れとなっており、今年もiPhoneまでのスケジュールをこなしてきた。これに合わせて、iPhone・iPad向けのOS「iOS」と、Mac向けのOS「OS X」のメジャーアップデートも年に1回行われてきた。

iPadは2010年4月に発売されたタブレット型デバイスだ。iPhone同様のタッチスクリーンが9.7インチまで拡大され、スマートフォンよりも本格的な文字入力やアプリ操作などを実現している。企業ユースのパソコンからのリプレイスや、教育市場でも人気の高いデバイスへと成長してきた。

2011年3月にはiPad 2、2012年3月には高精細なRetinaディスプレイを搭載する第3世代iPadが登場し、ここまでは春先のリリースが続いていたが、2012年10月に第4世代iPadに加え、7.9インチと小型化されたiPad miniが発売され、秋に新製品が登場するサイクルへと改められた。

2013年10月にはiPhone 5sと同じ64ビットプロセッサA7を搭載しより薄型化したiPad Airと、Retinaディスプレイを搭載したiPad miniが登場している。iPadにはWi-FiモデルとWi-Fi + Cellularモデルが用意され、後者は現在、LTEの高速通信に対応している。

2013年10月に発表されたiPad Air

iPadの特徴として、過去のモデルを廉価版として長期間併売するという特徴がある。例えば、2011年3月にリリースされたA5プロセッサを搭載のiPad 2は、2014年春まで現役のモデルとして販売された。現在の廉価版は、2012年秋モデルであるA6X搭載の第4世代版iPadに引き継がれているが、iPad 2と同じA5プロセッサ搭載の初代iPad miniは引き続き、最も安いiPadとして販売が続いている。

企業や教育機関向けの導入の際に、最新モデル出なくても十分機能し、できるだけコストを抑えたいというニーズに応えるためのラインアップとなっている。