カメラの使用感は相変わらず良い

ディスプレイには「トリルミナスディスプレイ for Mobile」(1,080×1,920ピクセル)を搭載。ギャラリーに保存してあるサンプル画像をいくつか開いてみたが、色づかいが非常に鮮やかであると感じた。また、ソニー独自の「Live Color LED」技術を採用。これにより同じフルHD画質のディスプレイを搭載する「Xperia Z1」と比較しても「Z3」の方が発色が良くなっているという。

背面には約2,070万画素のカメラ内蔵。カメラの使い勝手は、今回も抜群に良い。現行機種の「Xperia Z2」と同様、側面には「カメラキー」を配置。物理キーの感触を確かめながら撮影できる。

さらに「Z3」ではISO 12800の高感度撮影に対応。薄暗い環境下でも明るい写真が撮影できるようになった。実際に暗室の中で撮影する機会があったが、“そこそこの画質”で撮影できるという印象を抱いた。本格的なカメラであっても、真っ暗な環境で、手持ち撮影で綺麗な写真を撮るのは難しい。スマートフォンのカメラでここまで綺麗に撮れるのなら立派だろう。

日常生活の中で、夕焼けや薄暗くなり始めた夜空を撮る際に、このISO 12800の高感度撮影をうまく利用したい。

背面カメラの様子

「トリルミナスディスプレイ for Mobile」により、写真も動画も鮮やかな色合いで楽しむことができる

このほか、ソニーがデジタルビデオカメラ「ハンディカム」や、デジタルカメラ「サイバーショット」で採用している電子式手ブレ補正技術を「Z3」にも採用。走りながら動画を撮影してもぶれないという。旅行で訪れた街並みを、歩きながら撮影する際などに有効に使えることだろう。

前面には220万画素のCMOSカメラを内蔵。自撮りも高画質に行える