10月7日、千葉県・幕張メッセにて最先端IT・エレクトロニクス総合展「CEATEC JAPAN 2014」が開幕した。シャープのブースでは「Discover Good Life」をテーマとした展示を行っていた。本稿では、コミュニケーションを重視した豊かな暮らしを提案する「スマート・スイートホーム」ゾーンを紹介する。

今年のシャープブースは「Discover Good Life」がテーマ

メインステージで注目を集めていた「コミロボ君」

家電は家族の一員に - 「ともだち家電」

シャープブースの「スマート・スイートホーム」ゾーンでは、独自の人工知能「ココロエンジン」を活用した「ともだち家電」を体験できるコーナーを設けていた。「ともだち家電」は、「ココロエンジン」を搭載した家電製品が、クラウド上から天気などの情報を取得してユーザーに知らせたり、家電製品同士で連携してユーザーの生活により密着して情報を届けたりする。例えば、洗濯が終わったタイミングで洗濯機だけではなく、"冷蔵庫"が「洗濯が終わったみたいですよ」と音声でアナウンスしてくれるのだ。家電が人に寄り添い、ココロを尽くす存在になることを目指しているとのこと。

スマートフォンアプリ「ココロボ~ド」では、家電を家族の一員に見立てて、メッセージをやり取りできる。すでに「ともだち家電」として発売されている空気清浄機「KI-EX100」は、部屋の空気の状態をアプリ上で知らせてくれる機能などを搭載。外出先からのリモート操作も可能だ。さらに、ただリモート操作するだけではなく、あくまでコミュニケーションを重視した方法で行うのが「ともだち家電」のポイント。家電とメッセージをやり取りするという形でリモート操作を行う。なお、「ココロボ~ド」は家電だけでなく家族との情報共有にも使える。

「ともだち家電」を体験できるブースとして「Kitchen Laundry」(左)と「Living Room」(右)を用意

冷蔵庫を開けると、「サンマのおいしい季節になりました」と冷蔵庫がおしゃべり。サンマは背が青々としたものを選ぶとよいというアドバイスまでくれた

冷蔵庫上部に搭載されたワイヤレスアダプター。これによりクラウドとつながる

一見どこにでもあるエアコンだが、本体下部にワイヤレスアダプタを取り付けることで「ともだち家電」に

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