ガラケーといえば物理キー、つまりボタンである。両機種を比較すると、6年の時を経たとは思えないほどよく似通っていることがわかる。6年前にすでに完成されていたと見るか、ガラケーユーザーが変化を好まないと見るか。いずれにしても、インターフェースが一貫しているのは既存ユーザー的には評価できるポイントだろう。これなら、仮に久しぶりにガラケーに機種変更しても問題なく操作できそうだ。実際、今回も特に説明書など見ることなくすぐに使うことができた。

こちらがF-07F(2014年)

こちらがF706i(2008年)

ほとんど同じ配置

さて、それでは実際に操作してみよう。両機種の画面を点灯させると……すぐにわかったのが、画面解像度の違いだ。さすがに240×432ドットは粗い。一瞬、「えっ、こんなに画質悪かったっけ?」と思ってしまったくらいである。

パッと見ただけでもわかる解像度の違い

それに比べると、最新のF-07F(2014年)はさすがに精細感があり、画面も美しい。もちろん、最近のスマートフォンに比べると解像度はまだ低めなのだが、これくらいのレベルから上になるとそれほど違いは感じない。そもそもiPhoneだって3GSまでは320×480だったわけだし。

左がF706i(2008年)で右がF-07F(2014年)