発表会後には、フォトセッションが設けられ、同社CMでもおなじみの“お兄ちゃん”ことダンテ・カーヴァーさんと、“お父さん”が登場した。

フォトセッションの様子

フォトセッション後は、質疑応答の時間が設けられ、宮内氏のほか、技術第一統括 モバイルネットワーク企画本部長 関和智弘氏、マーケティング統括 カスタマー戦略本部 料金サービス統括部長 須賀裕氏が登壇し、回答した。

宮内氏ら3名が質疑応答した

記者より、米国での通信制限について聞かれると宮内氏は「基本的にはスマ放題と同じ」と回答、また「iPhone 6」「iPhone 6 Plus」以外の機種での対応については、「スプリントではCDMAの通信方式をとっている。この対応を将来的にはしていきたいと思っている」と、他機種への対応の可能性を示唆した。

CDMAに対応している機種はほかにもあるが、「iPhone 6」「iPhone 6 Plus」に機種を限定した理由について質問がおよぶと、関和氏は「スプリントのネットワークの良さを体感していただくには、TDDのネットワークが大切になる。両機種ともTDD-LTEに対応したということで、はじめは両機種に限定して提供させていただく」と説明した。

また、「iPhone 6」「iPhone 6 Plus」の値段設定やキャンペーンなどについて、「適正な価格競争と言えるのか」と質問されると、宮内氏は「他社乗り換えがどんどん加熱すると、不平等だという議論が起こる可能性がある。こうした価格競争が続くことは良いことかどうかわからない」と前置きしたうえで、「我々は5、6年前からiPhoneを販売してきている。ただ、今回ドコモさんがそうした我々の顧客をターゲットにして、乗り換えプランを打ち出しているわけですから、そうした施策に対しては速攻で対応し、徹底的に対抗していく」と徹底抗戦の構えをみせた。

さらに、宮内氏はiPhone販売におけるソフトバンクの強みについて、「iPhoneをスタート段階からメインで提供しているということで、iPhoneの使い方など販売店でのサービス力は他社よりも高いと思っている。事実予約の滑り出しも好調。決定打ということにはならないかもしれないが、大きな要因になると思う。トータルでみて勝っている」と話した。

iPhone 6/6 Plusの販売に自信を見せる宮内氏

(記事提供: AndroWire編集部)