また画像14は、同社のパワード/アシストスーツの制御図。アシスト自転車に近い原理で動作しているのが特徴だという。製品化した際に価格に響いてしまうため、センサの数は抑えられており、力覚センサやエンコーダなどが利用されている。それから画像15は、同社のパワード/アシストスーツの特徴だ。制御方法は「実際に検出された踏力変動などに合わせて駆動を調整」、センシング方法は「力センサや位置センサ」、装着時間は「30秒以内を目標」、身体拘束は「ラフな拘束(足底・上体ベルトのみ)」、メカと操作(装着)者の関節軸の関係は「不一致(安全)」となっている。他社製品と比べるとかなり異なるのがわかるはずだ。

画像13(左):株式会社辰巳商會での実証実験の様子。画像14(中):アクティブリンクのパワード/アシストスーツの制御図。画像15(右):アクティブリンクのパワード/アシストスーツの特徴

そして画像16は、同社のプロトタイプの開発計画だ。2016年にパワーローダー 忍者の新型「PLN-03」、そして2019年にはパワーローダー ライト「PLL-X」が計画されている。最後は、AWN-02の画像(画像17~24)と、女性モデルが装着しての動作の様子の動画を紹介しよう(動画1)。

画像16(左):アクティブリンクのパワード/アシストスーツのプロトタイプ開発計画。画像17(中):AWN-02を正面から。画像18(右):同じく背面

画像19(左):同じく側面。画像20(中):下の四角いのがバッテリ。ただし製品版ではもっとバランスを考慮して分散させるという。画像21(右):モードやアシスト力などの加減を胸のつまみで切り替えたり調整したりすることが可能

画像22(左):章着した姿を正面から。画像23(中):同じく側面から。画像24(右):同じく後方から

動画
動画1。AWN-02を装着しての動作の様子

なお、AWN-02は2015年度中に量産化・販売開始の予定で、価格は現在のところおおよそ50万円を考えているとした。販売は三井物産とパナソニックを通じて行う予定で、レンタルやリースも検討しているという。今後もアクティブリンクでは、「現場に導入してもらえること」を第一として、機能、デザイン、価格のバランスの取れたパワード/アシストスーツを開発していくとしている。