iPhone 6とiPhone 6 Plusは大型化されたディスプレイが特徴だが、サイズが大きくなれば、それだけ画面の中で握り方によっては届かない、カバーできない領域が増える。iPhone 6・iPhone 6 Plusにはこの動作を改善する機能が備わっている。

筆者はiPhone 5sを使っている際、端末の下半分を握るような格好だ。ホームボタンと画面の下半分をしっかりとカバーすることで、文字入力を快適に行うことができる。その代わり、画面上部10%までは親指が届かず、メニュー表示などに戻る際には少し握り替えて親指をリーチさせたり、もう片方の手が空いている場合はそちらを使う。

iPhone 6、iPhone 6 Plusを片手で握った際の親指のリーチの比較。いずれも、画面の上までは届かない

iPhone 5sの端末の縦の長さは128.8mmだが、iPhone 6は138.1mm、iPhone 6 Plusはさらに大きい158.1mmになり、筆者にとっては、この拡大分がほぼそのまま、リーチできない領域になっていることを意味する。つまり、そのままでは片手で操作することは諦めた方が良い、という意味だ。