【インタビュー】

Y!シナジー推進室 室長の三浦氏に聞く - ワイモバイルとヤフーを繋ぐサービスが目指すものとは?

 

新たな携帯キャリアとして、8月1日よりスタートした「Y!mobile(ワイモバイル)」。同社が目指す"新たなキャリアのかたち"を探る本企画では、取締役兼COOの寺尾洋幸氏、取締役 プロダクト&コンテンツ担当の村上臣氏に話を聞いてきた。

最後はY!シナジー推進室 室長の三浦由佳氏。Y!mobileサービスの大きな特徴であるヤフーとの連携サービスについて伺ったので紹介しよう。

ワイモバイル Y!シナジー推進室 室長の三浦由佳氏

ワイモバイルとヤフーを繋ぐ「ハブ」に

Y!シナジー推進室は、Y!mobileのサービス開発部隊で、同社が連携する国内インターネット企業の代表格であるヤフーの各サービスとの「ハブ的な役割」を担っているという。ワイモバイルとヤフーのそれぞれからメンバーが集まったこのチームで「合宿もやって一緒にビジョンを作ってきた」と三浦氏は話す。

このY!シナジー推進室から生まれたのが、「Y!mobileメール」とオプションサービスの「Enjoyパック」。そして、ヤフーにアクセスすることで貯めたマイルに応じて翌月のデータ容量を増量できる、Y!mobileの目玉サービス「パケットマイレージ」だ。

Y!mobileのヤフー連携サービス

Y!mobileメールは、既存の携帯キャリアが提供する「キャリアメール」にあたるもの。パソコンやタブレットからも利用できるマルチデバイスに対応するほか、容量無制限のメールボックスが利用できる。

Yahoo!ボックスは、クラウド上に画像やファイルを保存し、スマートフォンやタブレット、パソコンからアクセスできるストレージサービス。スマートフォンからの自動アップロード機能を設定すればパソコンやタブレットから、スマートフォンで撮った写真や動画を見ることが可能だ。

Yahoo!ウォレットは、その名の通り、インターネットでの買い物に利用できる決済サービス。ヤフーでおなじみのサービス「ヤフオク!」など、さまざまなWebサイト・サービスで利用できる。

「Y!mobileメール」「Yahoo!ボックス」「Yahoo!ウォレット」は、いずれも無料で利用可能。Yahoo!ボックスの容量はY!mobileのユーザーになることで、30GBに拡大するなど、さらに便利に利用することができる。

また、オプションサービス「Enjoyパック」では、Yahoo!ボックス容量が50GBに増量されるほか、GyaO! やYahoo!ブックストアなどの有料コンテンツの一部が無料で見られる。さらに毎月500円(500MB)分のデータ通信容量が付与される。

Yahoo! JAPAN IDとY!mobileメール、30GB容量のYahoo!ボックスサービスを「基本パック」として提供 ※画像は7月に開催されたY!mobileサービス発表会のもの

こうしたサービスは、ワイモバイル 取締役兼COOの寺尾洋幸氏のインタビューでも紹介した「インターネットの生み出す楽しさ、便利さをみんなの手元に届ける」という想いのもと、提供されている。

「スマートフォンやタブレットなどのスマートデバイスでいかにヤフーを使ってもらうか」という観点ももちろんあるが、これまでWebサービスを活用した経験のないユーザーなど「さまざまな人に使ってもらえるサービスにしたい。ミッションとして、インターネットサービスを使っていないレイトマジョリティの方にも使えるようなサービスを作っていかなければならない」と三浦氏は語る。

目玉サービス「パケットマイレージ」の特長とは?

Y!mobileサービス発表会でも話題となった目玉サービス「パケットマイレージ」は、「月額料金やデータ容量も、使えば使うほど得になる方法はないか」という考えから生まれたという。

同サービスは、ヤフーのトップページにアクセスすることでマイレージが貯まり、翌月のデータ通信容量を増量できるというもの。

パケットマイレージの提供イメージ

ユーザーにとってはデータ量の増量というメリットがあるほか、インターネットサービスへの導線としてヤフーへアクセスする動機が高まり、よりインターネットサービスを活用することができる。

5日連続でログインすることでチャレンジできるボーナスくじも用意

一方で、ワイモバイルにとってはデータ通信の利用拡大が期待できる。ヤフーにとっては、トップページにアクセスしてもらうことで、新情報・サービスへのリーチが高まり、サービスを利用してもらえる可能性が増えるなどのメリットがあるという。

現在はヤフーのトップページへの誘導のみだが、今後はコマース系のサービスなど、パケットが溜まる対象となるサービスの拡大も検討しているとのこと。

Y!mobileが目指すものとは?

これまでヤフーが蓄積してきたインターネット企業としての発想を、キャリアとしてのワイモバイルに持ち込むことで独自のサービスを生み出し、スマートデバイスとインターネットサービスのさらなる普及拡大を目指す。

インターネット企業とキャリアが一体となってネットワーク、端末、サービスを開発しているのがワイモバイル強み。「これまでのキャリアとは、ものの考え方、発想の仕方が違う」その中でワイモバイルならではのサービスを提供することで「本当にユーザーに選んでもらえるキャリアになりたい」と三浦氏は語る。

携帯キャリアという枠にとらわれず、インターネットの楽しさ、便利さを体感できる独自のサービスを提供する―― それが、ワイモバイルが目指すキャリアのあり方のようだ。

第1回:取締役兼COO 寺尾洋幸氏インタビュー
第2回:取締役プロダクト&コンテンツ担当 村上臣氏インタビュー
第3回:Y!シナジー推進室 室長 三浦由佳氏インタビュー

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