イメーションが提供するTDK Life on Recordブランドの新製品「ST560s」「ST460s」が発売された。両製品はともに、40mmのドライバーユニットを搭載したオーバーヘッドタイプのヘッドホン。リモコンを使って、スマートフォンの音楽プレイヤーを操作できるなどの特徴を備えている。使い勝手をチェックしてみたので紹介しよう。

迫力のサウンドを実現する「ST560s」

「ST560s」は、リモコン付き専用ケーブルでスマートフォンの操作が行えるモデル。ケーブルに配置されたボリュームコントロール/ 電話ボタンにより、手元で音楽の再生と通話を切り替えられる。音楽を楽しんでいる最中にスマートフォンに音声着信があっても、電話を取り逃がす心配がない。

リモコン付き専用ケーブルでスマートフォンの操作が行えるST560s。写真はブラック&ブルーモデル

主な仕様としては、40mmの大口径ドライバーを備えるほか、TDK Life on Recordシグネチャーサウンドに適した高磁力ネオジウムマグネットを採用することで、迫力あるサウンドを実現した。加えて、長時間の使用でも疲れないようオーバーイヤー型のパッド、持ち運びに便利な折りたたみ構造・着脱式コードを採用している。

ヘッドバンドは折り畳める仕様。コンパクトに収納して持ち運べる

リモコン付き専用ケーブルでは、音量の調整、音声着信の受話といった操作が行える

こちらはホワイト&グレーモデルの外観

カラーバリエーションはブラック&ブルー、ホワイト&グレーの2種類。価格はオープン、実勢価格は5,500円前後。

ST560sを実際に使用してみたところ、イヤーパッドの柔らかい感触が耳に優しく、長時間の使用でも疲れなかった。音質面では、軽量ボディながら40mmの大口径ドライバーを採用したことで、充実した低音を実現している。部屋のソファに腰を沈めながら、クラシック音楽を堪能したり、大音響で映画を楽しんだりと、そんな用途にも応えられる製品だ。

気軽に持ち運べる「ST460s」

「ST460s」は、回転式のイヤーカップを採用したスマートフォン対応リモコン付きステレオヘッドホン。こちらの製品も40mm径の大型ドライバーを搭載。高磁力マグネットと制振メタルパネルを採用し、迫力の高品質サウンドを実現した。

スマートフォン対応のステレオヘッドホン、ST460s。ハウジングには制振用のメタルパネルを使用している

ヘッドバンドとイヤーパッドには、高品質なソフトレザー素材を採用。上質な装着感が追求されている。イヤーカップは回転式(スイーベル式)なので収納しやすい。

40mm径の大型ドライバーを搭載。高磁力マグネットと制振メタルパネルを採用し、迫力の高品質サウンドを実現する

高品質なソフトレザー素材により、快適なかけ心地を実現。長時間使用しても疲れにくい

このほか、ハンズフリー通話の切り換えが可能なスマートフォン対応リモコンを搭載。音楽を楽しんでいる最中に音声着信があっても、電話を取り逃がす心配がない。

同梱されるリモコン付き専用ケーブルでスマートフォンの操作が行える。ケーブルは片出しタイプの着脱式なので、取り回しも便利に行える

カラーはレッドをアクセントに使ったブラックと、ホワイトの2色。価格はオープン、実勢価格は3,780円となっている。

ST460sも、ST560sと同様に装着感が良かった。装着感の良さは音漏れの少なさに直結する。本製品なら、思う存分音量を上げて音楽を楽しめそうだ。音質面では、高音と中低音が適度にチューニングされており、よく鳴る印象。どのようなジャンルの楽曲にも向いている。普段スマートフォンで聞いている音楽の魅力を120%引き出してくれることだろう。持ち運びやすさ、音漏れの少なさと相まって、電車での移動中に利用するには最適な製品となっている。

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本稿で紹介した「ST560s」「ST460s」は、ともに高音質な製品だった。筆者は、いつも手持ちのスマートフォンに音楽ファイルを10GBくらい入れて持ち歩いている。市販の4000円くらいのイヤホンを使っているが、本製品を試用して音質、迫力の違いに驚いた。どちらの製品とも、リーズナブルな価格ながら、高い音質を実現している。

筆者のような価格帯のイヤホンを使って音楽を聴いている人は、是非一度、「ST560s」「ST460s」を試してほしい。きっと満足するはずだ。