【レポート】

劇場版をクオリティアップした「-Video M@ster版-」の上映を発表! アイマス9thツアー名古屋公演速報レポート

『アイドルマスター』の9周年ライブツアー"THE IDOLM@STER 9th ANNIVERSARY WE ARE M@STERPIECE!!"名古屋公演初日が8月16日、愛知県・日本ガイシホールで行われ、中村繪里子(天海春香役)、今井麻美(如月千早役)、滝田樹里(音無小鳥役)、下田麻美(双海亜美・真美役)、平田宏美(菊地真役)、原由実(四条貴音役)が出演した。

劇場版アニメ『THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ』の主題歌である「M@STERPIECE!!」にちなんだ「WE ARE M@STERPIECE!!」の副題の通り、『アイドルマスター』を長年支えてきた765プロメンバーの実力と真価を見せつけるのが今回のツアーコンセプト。765プロから選抜された6人だけで地方最大級のホールであるガイシホールでライブを行なうのは冒険だったが、蓋を開ければ会場は掛け値なしの超満員。765プロの底力を感じさせた。

ライブレポートに先駆けて、バンダイナムコゲームスの坂上陽三総合プロデューサーより発表された新情報を紹介しよう。

まずは劇場版アニメ関連情報として、『THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ -Video M@ster版-』が9月19日より全国40館で公開されることが発表された。上映されるのは、10月8日に発売されるBD/DVD用にクオリティアップされた完成映像版。上映期間は9月19日~10月10日で、坂上プロデューサーが「前回の上映で使い切れなかった前売り券は今回も使えます」と告げると会場は大歓声に包まれた。さらに2015年2月15日にはZeppTokyoにて「THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ! 打ち上げパーティー」が開催されることも発表された。

家庭用ゲーム最新作であるプレイステーション 3用『アイドルマスター ワンフォーオール』については、アイドルたちがトップアイドルになったその後を描く「EXエピソード」の配信などを発表。さらに8月26日にDLCキャラクターとして配信される双葉杏が歌う「あんずのうた」のPVが大画面で上映されると、会場全体が「メデメデメデ!」とコールを入れるライブ顔負けの盛り上がりを見せていた。

大会場で"等身大の自分"を見せる余裕

今井、滝田、下田は8月2日に行われた大阪公演にも登場したが、中村、平田、原は名古屋がツアー初参戦だ。全員に3曲前後のソロコーナーがあり、その場にいないメンバーの持ち歌をカバーするコーナーがあったりの構成は大阪と同様。カバーコーナーでアーケード時代のなつかしの曲を歌った中村や今井は、アイマス黎明期以来の楽曲をソロで歌う新鮮さと感慨をしんみりと語っていた。

今回のライブで見逃せない要素が生バンドによる演奏。特にストリングス隊として加わった弦楽四重奏はアイマスならではの生音の分厚さを感じさせた。また、カバー曲では普段とアレンジを変えることで「カバーしたメンバーならではの新しいニュアンス」を生み出す点でも生バンドが一役買っていた。弦楽四重奏を有効活用というか、相性がいいのはやはり今井で、バックの音の重厚さと、彼女の空間の支配力とも言うべき表現力ががっちりと噛み合っていた。滝田も大阪と同じ楽曲でもより落ち着いた、聴かせることに重点を置いたようなステージングを見せており、このライブ感、生モノ感はバンドならではかもしれない。

名古屋会場ならではの演出としては、会場を一周するゴンドラが登場。客席の一番近くを移動しながら6人で歌ったり、会場後方のセンターステージ的に使ったりの見せ方をしていた。別の意味での"名古屋ならでは"としては、下田が「名古屋のハートにバキューン!」と歌詞に織り込んだり、振りの中にシャチホコのポーズを取り込んだりとサービス精神旺盛なところを見せていた。

ツアー初参加組に注目すると、中村がソロコーナーの頭で一気に会場の心をわしづかみ、自然にツアーの流れに入っていったのは流石の一言。客席のコール&レスポンスを呼び込みながらの、誰よりも自由なゴンドラワークでも魅せた。平田はカバー曲も含め菊地真のかわいさとかっこよさを存分に見せたが、トリオ曲ではやはり"王子"のポジションではこの人がいないと始まらないと思わせる、圧倒的な存在感を見せつけていた。原はソロコーナーのトリとして登場。先にあったカバーコーナーでは今まで見たことがない新しい顔を見せた原だったが、ソロコーナーでは自身の魅力が一番に出る正統派のパフォーマンスで、切なさや優しさ、様々な感情を歌と表情で表現しきっていた。

ライブコンセプトは大上段に構えた感じで、事実6人の見せたパフォーマンスはまさに「M@STERPIECE=傑作」の名にふさわしいものだった。しかし同時にメンバーが口々に語ったのが「最初の頃のイベントやライブを思い出す」という言葉だった。フルメンバー参戦のオールスターライブや、今年2月のSSAライブは出演者が非常に多く、出ハケのタイミングや構成を考えに抜いた非常にソリッドなライブだった。今ツアーは出演人数を絞ったこともあり、それぞれの自由なMCのパートや、出演していないメンバーの映像出演などの"ゆるさ"が多少あった。

そうした要素を指して「昔みたい」というわけだが、6人だけのステージで一万人を動員した舞台で、そんなゆるく自然体な姿を見せられる余裕を身につけたのもまた、この9年の確かな成長の証だろう。"THE IDOLM@STER 9th ANNIVERSARY WE ARE M@STERPIECE!!"名古屋公演は本日17日も開催予定。ツアーファイナルは10月4日~5日の東京体育館2DAYSが予定されている。

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