正直なところ、App Storeの検索機能はあまりほめられたものではない。iOS 6以前と比較すると検索のパフォーマンスは改善されたが、複数のキーワードを使うなど少し複雑な検索を行うと、期待していた結果を得られないことも多い。App Store自体が「重い」こともあり、それが原因でアプリ検索を断念した経験があるユーザは少なくないはずだ。

しかし、アプリ検索はApp Storeだけの機能ではない。App Store上のコンテンツは一意のURLを持ち、外部からのアクセスを受け付けているため、一般的なWEBブラウザでも検索できるのだ。ということは、高度な機能を持つサーチエンジンを使えば、「App Store」アプリを上回るパフォーマンスの検索を期待できることになる。

そこでGoogleの出番だ。google.comはSafariデフォルトのサーチエンジンになっているため、URLバーに「△△△ site:itunes.apple.com」の要領で入力すればいい。これで、指定したキーワード(△△△)を名称や紹介文に含むアプリを、Googleならではの情報収集力と速度で検索できる。

「site:itunes.apple.com」を入力するのが面倒ならば、絞り込み検索を行おう。操作はかんたん、目的のキーワードで検索を実行しGoogleのWEBサイトが表示されたところで、「もっと見る」→「アプリ」を選択すればOK。サイト(itunes.apple.com)を指定したときと異なる検索結果となるので、どちらか好みの方法を使おう。

操作手順をカンタン解説

1 App Storeで「ハイレゾ」のキーワードで検索したところ、13件がヒット。ただし、そのキーワードで登録されていないアプリはヒットしにくい(説明文に書かれていてもあまり効果がない)など、ユーザの感覚とは異なる部分がある

2 Safariを利用してアプリ検索を行う場合は、「△△△ site:itunes.apple.com」の要領で検索範囲をitunes.apple.comに指定する

3 検索範囲指定が面倒な場合は、いちどキーワードだけで検索を実行、GoogleのWEBサイトに遷移したあと「もっと見る」→「アプリ」を選択する

4 これで、Safariを利用してアプリ検索を実行できる。キーワードが紹介文やコメントにある場合だけでもヒットしていることに注目しよう

(提供:iPad iPhone Wire)