7月半ば頃、米国AmazonにSIMフリー版のiPhone 6が掲載され、話題になったことがあった。もちろんAppleが公式に出したものではなく、情報の真偽は謎に包まれている。しかし、iPhone 6のスペックや外観がリークされた事例はこれだけではない。以前にはiPhone 6のモックアップが登場し、日本国内でも購入することができたのだ。

これだけあちこちから噂が漏れ聞こえてくると、iPhone 6の話題が気になって仕方ないところではあるが、結局のところ、正確な情報はAppleの発表を待たねばわからない。うう……iPhone 6はいったいどんな見た目をしているんだ!

SHOWCASE秋葉原店を訪問した

そんなことを考えながら今回訪れたのは、秋葉原にあるiPhoneアクセサリ専門店「SHOWCASE 秋葉原店」だ。こちらでは厳選したiPhoneケースやガラスフィルムなどを販売しており、その質の高さにはユーザーからも定評がある。4月からは業界初となる「永久保証サービス」をスタートするなど、意欲的な取り組みでも話題の店舗である。

実は筆者は同店舗を訪れるのが初めて。iPhone 6の噂が流れる中、現在はどんな商品が主流になっているのかをリサーチしようとやってきたのだった。

店内にはたくさんのiPhoneアクセサリが

高級なアクセサリも陳列されている。永久保証サービスがある同店なら安心して購入できる

店内にはスタッフが厳選したアクセサリがずらり

耐衝撃性に定評のあるITG

カラフルなカラーリングで展開するkubxlab

購入したガラスフィルムは店舗で貼付けサービスもしてくれるとか

店舗に入ると、そこにはたくさんのiPhoneケースやガラスフィルムが陳列されていた。人気商品だという「ITG」をはじめ、最高品質の革で作られた「vaja」、木の素材を活かした「MINIOT」など、個性的かつ高級感あふれるiPhoneケースが並んでいる。どれも良さげな商品だなあ。

んっ……あれは?

……と、ふと店舗の奥にあるカウンターが目に入った。そこには、ガラスフィルム製品「ITG」が無造作に置かれてあったのだが……どうも何か引っかかる。

これは、ITGのガラスフィルム……か?

近づいてみて、違和感の正体に気づいた。

パッケージの隅に、「iPhone 6 4.7in」と書かれてあるのだ!

たしかに「iPhone 6 4.7in」の文字が!

ちょ、ちょっと待って! これはいったいどういうことだ?

ちょうどカウンターには梅田店長がいたので、さっそくこの謎の商品について質問をぶつけてみた。

梅田店長、このITGのガラスフィルムについて教えてほしいのですが……。

バレてますよ!

「あっ」という顔をする梅田店長。いやいや、もうしっかりこの目に焼き付けた上に写真も撮りましたから! 教えてください、これってもしかして……。

「ええ、iPhone 6用のガラスフィルムです」

いろいろお話を聞かせてください

やっぱり! すでにiPhone 6用のガラスフィルムは完成していたのだ。そしてそのパッケージに書かれてある「4.7in」という表記。アクセサリメーカーとしてたしかな実績のある「ITG」製品であることから考えても、ついにiPhone 6のディスプレイサイズが噂通り4.7インチであることの裏付けがとれたといっていいだろう。

ここで梅田店長、奥からiPhone 6のモックを取り出してきてくれた。冒頭でも述べた通り、iPhone 6のモックは日本でも手に入れることができるのだ。

iPhone 6のモック

とはいえ、iPhone 6と、iPhone 6用のガラスフィルムを同時に見る機会は貴重である。せっかくなのでお言葉に甘えて、いろいろと触ってみることにした。

載せてみよう

ディスプレイサイズにぴったりだ!

iPhone 6は、iPhone 5sとディスプレイサイズの分、一回り大きくなっている。ガラスフィルムを載せてみると、ディスプレイをしっかりと覆うことができた。しっかりとした強度を感じる作りになっており、ここはITGならではの信頼性だろう。フロントカメラに少しだけフィルムがかぶっているが、梅田店長によると、これは製品版で改良される予定だという。

iPhone 5s用のフィルム(右)と比べると、明らかに大きさが異なることがわかる

ちなみに本体すべてをフィルムで覆っていないのは、iPhone 6本体のエッジがゆるやかにラウンドしているためだ。ここも噂通りである。ちなみに梅田店長曰く、SHOWCASEでは、本体をすべて覆うことができる従来通りのガラスフィルムの準備も進めているとのことだ。

iPhone 5sと重ねてみると、iPhone 6の大きさがよくわかる。ホームボタンやボリュームボタン、サイレント切り替えボタンなども基本的には変わりないようだ。ただし、厚みはiPhone 5sと比べて薄くなっており、大きくなったからといって持ちにくいということはなかった。ポケットに入るかどうかはまた別問題ではあるが……。

iPhone 5s(右)と並べたところ

ためしにiPhone 6用のガラスフィルムをiPhone 5sに載せてみると……盛大にはみ出した

重ねてみると違いがよくわかる

厚みはiPhone 6の方が薄い

最後に、SHOWCASE秋葉原店と永久保証サービスについても紹介しておこう。SHOWCASE秋葉原店は、同名のECサイトを運営する株式会社KODAWARIの実店舗。ECサイトにはない特徴として、4月からスタートした永久保証サービスがある。これは、同店舗で購入した製品に限り、無期限で保証を受け付けるというものだ。たとえば木製のケースやガラスフィルムなどは決して安い買い物ではないが、それだけに落として壊したりといった不安がつきまとう。

SHOWCASEで購入すれば、そうした高額な商品であってもすべて保証の対象となるため、安心して購入することができるというわけだ。

前述した通り、iPhone 6は4.7インチと、これまでにない大きさになることが予想されている。とすると、ガラスフィルムはもちろん、iPhoneケースもこれまでのものが使えないため、多くの人が新しく購入することになるだろう。その際、永久保証サービスをうたうSHOWCASE秋葉原店であれば、質の高い商品を安心して買うことができそうだ。

これならiPhone 6用のアクセサリが見つからなくて困るということはなさそうだ