ANA「ANA Wi-Fiサービス」

ANAも今年3月から国際線の欧米線の一部とアジア線の一部を対象に、機内でWi-Fiが使える「ANA Wi-Fiサービス」を行なっている。ANAでは利用したデータ量に応じて課金するプランになっており、5MBプランが6USドル、10MBプランが12USドル、20MBプランが24USドルと3つのプランを用意されているが、やりとりできる容量が少ないので用途が限定されそうだ。ANAも公式サイト上で「スマートフォン・タブレット端末での、テキストデータの送受信、WEBページの閲覧程度のご利用をおすすめします」と記載している。また、利用推奨端末もスマホ、タブレットのみで、ノートパソコンも利用可能端末ではあるが5~20MB内で利用するのはかなり厳しいだろう。

ANA Wi-Fiサービスのサイト。注意事項が記載されてるので利用する前に読んでおいた方がよいだろう

データ量を見ると割高に思えるものの、国際線でメールやLINEなどでテキストベースのメッセージのやりとりをするのみで済ませるなら6USドルはJALと比べ実は割安。また、ポータルサイト「ANA Wi-Fi Service」は接続料なしで最新ニュースが読めるので、ちょっと情報を知りたいという方はポータルサイトの利用だけでもよさそうだ。

ポータルサイトANA Wi-Fi Service内のコンテンツを読むだけだったら料金がかからない

このWi-Fiサービスの対象となる飛行機は、入り口や機内に「ANA Wi-Fi Service」というステッカーが貼られている。残念ながらあらかじめ飛行機がサービスに対応しているかどうか調べて乗ることはできない。ANAによると今後、2015年3月末までに、B777-300ER全機(19機)、B767-300ERのうち9機をサービスに対応させる予定とのこと。