説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『TwitterやFacebookに「OSレベルで対応」ってどういうこと?』という質問に答えます。

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TwitterやFacebookは、あくまで「iOSの外にある」アプリでありサービスです。運営会社はAppleと別に存在し、アプリ開発やサービスの提供も独立して行われている別の企業であり、iPhoneをそれらのサービスに対し特別仕様にする義務はありません。

しかし、他のユーザとコミュニケーションを図るためのオンラインサービスは、モバイル回線を備えいつでも通信可能な状態にあるスマートフォンと相性がよく、友人・知人がいつでもつながった状態にある一種の小社会を形成します。それがTwitterやFacebookが「ソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)」と呼ばれるゆえんです。その特性が消費者に受け入れられ、ここ数年で利用者が急増していることは敢えて説明するまでもないでしょう。

一方、アプリで実現できることには限界があります。SNSのサービスそのものは利用できても、興味深いと感じたWEBサイトを知人に知らせたい、先日のパーティーで撮影した写真を参加者に見せたいといった場面で、アプリを切り替える必要が生じます。他のアプリからSNSアプリを呼び出しデータを渡すことができたらいいのですが、アプリの動作範囲がiOSの仕様で厳しく制限されているため、WEBページや写真などのデータを自由に融通することはできません。

そこでAppleは、システム(iOS)にそれらサービスとアプリとの橋渡し役としての機能を持たせました。iOS 7の現在、サポートされるサービスはTwitterとFacebook、FlickrとVimeoに限定されていますが、iOSの設定画面にアカウント情報を登録しておくことで、「共有」画面で表示中のWEBページをSNSに投稿するなど、一般的なアプリでは実現できない機能を利用できます。これがOSレベルで対応することの最大のメリットといえるでしょう。

TwitterやFacebookはOSレベルでサポートされることで、現在表示しているWEBページを投稿するなどの「共有」機能が実現されています