NTTドコモは25日、都内で記者会見を開き、第1四半期(2014年度4-6月)決算を公表した。同決算によると、営業収益は1兆753億円(前年同期比-3.4%)、営業利益は2,096億円(前年同期比-15.3%)。減収減益となったものの、年間計画に対する進捗率は営業収益が23.4%、営業利益が28.0%となっており、堅調に進捗しているという。

決算発表会に登壇した加藤薫社長

また、オペレーションについては好調で、純増率は46万契約で前年同期比5.3倍、スマートフォン利用数は2,534万契約で前年同期比1.2倍といずれも拡大。また、解約率やMNPのポートアウトは大幅に改善した。登壇した同社の加藤薫社長は、「(2014年度は)新たな成長に向けた礎を築く年。順調な滑り出しだ」と評価した。

6月1日より提供された新料金プラン「カケホーダイ&パケあえる」の契約数も好調で、6月末時点で467万契約。その後も契約数は伸びており、7月5日に500万契約、さらに24日には600万契約を突破したことが発表されている。

加藤社長は、とりわけ長期利用ユーザーの新料金プランへの移行率が高いことを紹介し、さらに新料金プランが、純増数の拡大と解約率の改善のほかにも、販売費用の適正化にもつながっていると述べた。

また、LTEネットワークについては、LTE基地局は前期と比べて10,000局以上増加し、約66,300局。2014年度末には95,300局達成を目標としており、さらに下り最大225MbpsのLTE-Advancedも2014年度中にスタート予定としている。

加藤社長はネットワークの品質評価に関して、日経BPコンサルティングが5月に発表した2つの調査結果を紹介。スマートフォンユーザーのネットワーク満足度調査では、「エリア」「通話品質」「通信品質」という3項目でドコモが満足度トップになるという"3冠"を達成。また、全国の通信速度調査では、iPhone/Androidともにドコモのダウンロード速度が最速だったとアピールした。

ドコモのネットワーク品質をアピール

この結果について、加藤社長は「喜ばしい」としながらも、「ネットワークは生き物。今後もネットワークの品質を磨き上げていきたい」と述べた。

*  *  *

さらなる成長に向け、基盤づくりを急いでいるドコモにとって、新料金プランが600万契約突破と絶好調なのは好材料だろう。ネットワーク満足度調査で3冠を達成するなど、エリア構築に向けた取り組みも着実に進み、それがユーザーの満足度向上につながっていると考えられる。秋には新型iPhoneの発売なども噂されているが、昨年のiPhone 5s/5c販売以降、勢いを取り戻したドコモの今後に注目だ。