7月19日より、毎年恒例の「仮面ライダー&スーパー戦隊」夏映画の全国公開がスタートした。2014年は『仮面ライダー鎧武 サッカー大決戦!黄金の果実争奪杯(カップ)!』と『烈車戦隊トッキュウジャーTHE MOVIE ギャラクシーラインSOS』。現在テレビ朝日系の"ニチアサ"枠で放送中の2作品だが、『仮面ライダー鎧武』はいよいよラストに向けて加速し、『烈車戦隊トッキュウジャー』は単独映画として今回が初となる。

仮面ライダー鎧武/葛葉紘汰役の佐野岳(左)とトッキュウ1号/ライト役の志尊淳 撮影:大塚素久(SYASYA)

『鎧武』の方は「サッカー」がモチーフとなり、一般募集したエキストラ出演者の協力によってこれまでにない大規模な撮影を敢行。元日本代表選手・中山雅史や、Jリーガー駒野友一(ジュビロ磐田)、佐藤勇人(ジェフユナイテッド)がゲスト出演するほか、歌舞伎界から招かれた片岡愛之助が、最強の仮面ライダー・マルスに変身するコウガネ役を演じることでも大きな話題を呼んでいる。

『トッキュウジャー』では、宇宙の烈車「ギャラクシーライン」を走るサファリ烈車の車掌・レディをシャドーラインの魔手から守る、トッキュウジャー6人の活躍を描く特撮アクション巨編。子どもたちが育む無限の「イマジネーション」をテーマにした感動的なドラマや、巨大ロボット・トッキュウオーと共に戦うアニマル型メカ・サファリガオーの登場など、TVシリーズをさらにスケールアップした作品に仕上がっている。

いよいよクライマックスに向かう『仮面ライダー鎧武』、折り返し地点に差し掛かった『烈車戦隊トッキュウジャー』。今回は、仮面ライダー鎧武/葛葉紘汰役の佐野岳と、トッキュウ1号/ライト役の志尊淳という2大ヒーローに映画の見どころや、それぞれが思うヒーロー像などについて、話を聞いた。

――本日は、完成披露試写会(7月3日)の舞台あいさつ直前というタイミングで佐野さん、志尊さんにお集まりいただきましたが、お二人はお互いの映画をご覧になられましたか?

佐野:いえ、まだなんです。早く観たいんですよ『トッキュウジャー』。

志尊:そうですね。僕もまだ『鎧武』の映画は観ていないです。

佐野:予告でちょっとだけ観たんですけど、トッキュウ5号がパンダに変身してたんですよ。身体がパンダで、頭だけ5号で(笑)。あれはビックリしたなあ。

志尊:そうなんですよ。カグラが(パンダに)なりきってしまうんです(笑)。

佐野:劇場版ならではの、スペシャル感があるよね。

――本日、初めて一般のお客さんたちが『鎧武』『トッキュウジャー』の映画を観られるわけですが、それについてのご感想はいかがでしょう。

佐野岳
1992年4月3日生まれ 愛知県出身
2011年11月に、1万3,228人の応募の中から「第24回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でグランプリを受賞。舞台『SAKURA』で俳優デビュー。2013年に『「また、必ず会おう」と誰もが言った。』で映画初出演、初主演。同年に『仮面ライダー鎧武/ガイム』にてTVドラマ初主演を務める。8月には舞台『Legend ~風のなかの塵~』へ出演

志尊:お客さんたちの反応が楽しみなんです。どこで笑いがおきて、どこで何かを感じ取っていただけるんだろうかと。

佐野:今回の映画は『鎧武』にとって集大成といえる作品で、出演者のみんながすごい気合いを入れてがんばっていました。そんな映画が今やっと公開するということで、本当にワクワクしています。

――『鎧武』も『トッキュウジャー』も、テレビシリーズでおなじみのムードをも兼ね備えつつ、映画ならではのゴージャス感を持ったすごい作品になっているようですね。

佐野:もう、今までのテレビや映画ももちろん観てほしかったものなんですが、今回の映画はもっと、多くの方々に観ていただきたいんです。これぞ『鎧武』だという作品をお届けできたんじゃないかと思います。

志尊:僕は、大きなスクリーンに上映される劇場映画に出演するのが初めてなんです。試写を観た時、まずそこに感動しましたね。そして、僕たちが思い描いていた映像のビジョンよりも、さらに大きなものを監督が作り上げてくださった。本当に、スタッフ、キャストみんなで作り上げた作品だという思いが強いんです。こんないい映画ができて、うれしさでいっぱいです。