結婚後、ふたりで生活を共にする新居。夫婦の時間を大事にできる1LDK、プライベートも大事にできる2LDK、広々と使える3LDKなど、物件には様々な間取りがありますが、一体どんな間取りを選べば正解なの? そこで、マイナビニュース編集部では「新居を決めた際に選んだ間取り」について、既婚男女393名にアンケートを実施しました。

約7割が2LDK以上の間取りを選択

Q.新居を決めた際に選んだ間取りはどれですか?
1位 2LDK(37.7%)
2位 3LDK以上(31.8%)
3位 1LDK(16.5%)
4位 1K(3.6%)
5位 1DK(3.0%)

その結果、約4割が「2LDK」と回答して1位に。2位の「3LDK以上」と回答したのは、3人に1人となりました。やはり2人暮らし、またはその先家族が増えることを考えると、部屋数が多めのほうがいい!? 皆さんにこれらの間取りを選んだ理由について、詳しく聞いてみました。

プライベート空間が欲しくて2LDK

1位の「2LDK」は、「お互いの部屋が欲しかったから」(女性/28歳/学校・教育関連)、「一人になるための部屋がほしかったから」(女性/31歳/その他)、「ふたりの部屋を分けたかった」(女性/27歳/医療・福祉)など、各人の個室を持ちたかったとの声が多く寄せられました。

「フルタイムで仕事をしており家に仕事を持ち帰ることも多かったので、プライバシーが保てる間取りを選んだ」(女性/31歳/医薬品・化粧品)のように、自宅で集中して仕事をしたい共働き夫婦にとっても、各自の部屋はマストのよう。

この他にも、「子供ができることを見込んでそれなりの広さにしました」(男性/29歳/自動車関連)、「夫婦二人と、子供ができてもゆとりがあるほうがいいから」(女性/32歳/金属・鉄鋼・化学)など、子ども部屋を確保したいとの声も。

さらに、「寝室の他に趣味の部屋が欲しかったから2LDKにしました」(女性/29歳/金属・鉄鋼・化学)、「リビング以外に寝室とプラスアルファの部屋がほしかったので」(女性/37歳/マスコミ・広告)など、LDK以外の2部屋のうち、1部屋は寝室、もう1部屋は別のことに使いたい人もいました。

子どもができたときのために3LDK以上

2位の「3LDK以上」は、「将来子供が生まれたときのために、少し広めの部屋にした」(女性/33歳/金属・鉄鋼・化学)、「子どもができた時に、部屋が多い方がいいから」(女性/29歳/情報・IT)「子どもが生まれる予定だったので、ある程度の広さが必要だったから」(女性/26歳/金融・証券)など、圧倒的に「子どもができたときに備えて」との意見が数多く見られました。

「夫が多くの書物を持っていて収納に困りそうだからです」(女性/29歳/運輸・倉庫)、「4LDKが欲しかった。収納部屋か自分の部屋が2つは欲しかったので」(女性/40歳/団体・公益法人・官公庁)、「納戸代わりの部屋を確保するため」(男性/35歳/金属・鉄鋼・化学)など、何室かを収納スペースとして活用したい人も。

この他にも、「広くして将来のためにも引っ越す必要がなくてもいいようにしたから」(女性/30歳/印刷・紙パルプ)のように、住み替えの必要がない物件に住みたいとの声も寄せられています。

二人暮らしにはちょうどいい1LDK

3位の「1LDK」は、「金額的にそのくらいの間取りしか難しかったから」(女性/32歳/情報・IT)、「今は1LDKで十分だから。それ以上になると家賃が高い」(女性/31歳/アパレル・繊維)、「都心で探したので家賃的に1LDKが限界だった」(女性/29歳/金融・証券)など、収入と家賃との兼ね合いで決めた人が少なくありません。

一方、「ふたりで暮らすので1ルームでは狭いが、子どもが生まれるまでは1LDKで足りると思ったから」(女性/31歳/団体・公益法人・官公庁)、「2人だったのでこれで十分だと思った」(男性/37歳/通信)など、ふたり暮らしにはぴったりな間取りだと話す人も。

さらに、「共働きで一緒に過ごす時間が少ないため」(女性/28歳/医療・福祉)、「ほどよく狭いほうが仲良く過ごせそうだと思ったから」(女性/30歳/団体・公益法人・官公庁)など、必然的に同じ空間で過ごすことになる1LDKのほうが、ふたりの仲が深まりそうといった意見もありました。

金銭的な事情で1K・1LDK

4位・5位の「1K」「1LDK」は少数派でしたが、「安さを重視したから」(女性/27歳/学校・教育関連)、「安いため」(男性/27歳/学校・教育関連)、「家賃にかけられるお金が少ないから」(女性/24歳/建設・土木)、「値段的に満足したから」(男性/23歳/情報・IT)、「ちょうどいい広さ、家賃だから」(女性/26歳/情報・IT)など、20代前半~20代半ばの若い世代を中心に選ばれているようです。

初めて一緒に暮らす新婚夫婦はとくに、お互いの生活スタイルや日々の暮らしについて話し合い、それにマッチする間取りの物件を探したいものですね。

※アンケート対象
調査時期:2014年6月25日~2014年7月1日
調査対象:マイナビニュース会員
調査数: 20~50代の男女393名
調査方法:インターネットアンケート