DeNAライフサイエンスは、一般消費者向け遺伝子検査サービス「MYCODE(マイコード)」の提供を8月中旬から開始する。本稿では、サービスの利用方法や結果の内容、サービスを支える遺伝子の解析方法や保管場所などをレポートする。
MYCODEとは、自宅でできる遺伝子検査で、「がん」や「生活習慣病」などの疾患リスクや「虫歯のなり易さ」や「肌質」といった体質など最大283項目に関して調べることができるサービス。同サービスで診断可能な項目一覧は、以下のとおり。
このような項目に関する検査結果を、Webサイト経由でレポートとして受け取ることができるのだ。
MYCODE、その利用方法や価格は
MYCODEの利用には、まず、MYCODE公式Webサイト上で年齢や性別など基本情報の登録と検査キットの申し込み・購入を行うと自宅に検査キットが送られてくる。キットが到着次第、それを使用して自身の唾液を採取。事業用の同意書(必須)や研究用の同意書(任意)を記入し、採取した唾液と合わせて返送する。
提出した唾液から抽出されたDNAは、東京大学医科学研究所(東大医科研)内に設けられた「MYCODE専用の検査ラボ」にて検査が実施される。申し込み状況にもよるが、約1週間~数週間で検査は終了。MYCODE公式Webサイト上で検査結果のレポートを見ることができるほか、17名の医師監修のもと作成した予防アドバイスなども確認可能だ。
また、検査結果に関する問い合わせ用の窓口も設置。オプションではあるが、専門家による健康支援プログラム(生活習慣改善のアドバイス)やコーチングなどを受けることも可能だ。
MYCODEには、3種類の検査メニューが設けられている。すべての検査項目を網羅した「オールインワン280+」が2万9800円(税別)、がん・生活習慣病・体質から選定された100項目の受検が可能な「ヘルスケア100+」が1万9800円(税別)、肥満・肌質・髪質など体質に関する35項目のみの「カラダ30+」が9800円(税別)となっている。
なお、同サービスは20歳以上を対象としており、20歳未満は利用不可だ。