日本気象協会によると、2014年の梅雨明けはエルニーニョ現象の影響で平年より遅めの7月下旬になるという。もう少しで、うだるような暑さの夏本番がやってきてしまう……。ということで、本稿ではそんな夏を少しでも快適に乗り切るためのグッズ「涼み家電」を紹介する。

タカラトミーアーツ「超ヒエヒエ 北極流しそうめん しろくまファウンテン」

編集部で今年の夏イチオシ! という製品が、タカラトミーアーツの「超ヒエヒエ 北極流しそうめん しろくまファウンテン」だ。今回はこの「涼み家電」企画のために、エアコンをわざわざオフにして編集部で実際に流しそうめんを行った。

超ヒエヒエ 北極流しそうめん しろくまファウンテン

北極を連想させる動物たちの製氷皿まで付いている

超ヒエヒエ 北極流しそうめんは、一般的な流しそうめん機とはちょっと違っている。というのも、そうめんを水の中でぐるぐるとただ流すのではなく、冷たい水を循環させる「超ヒエヒエシステム」を採用しているのだ。

同製品には「噴水」「流水」の2つのボタンが備えられている。「流水」はそうめんをぐるぐる流す水流を起こすボタン。「噴水」は、中央の氷山頂上に鎮座するしろくま様の口から冷たい水を噴出するボタンだ。なぜ噴出される水が冷たくなるかというと、しろくま様の胴体に秘密がある。事前にしろくま様の胴体部分の空洞には水を入れて凍らせておく。すると口から噴出される水は氷の通路を通ってくるので、まさに「超ヒエヒエ」になるのだ。「噴水」によって発生する水の音もまた涼しげ。

しろくま様の口から冷たい水が

さっそく編集部で流しそうめんを行う。結論からいうと、流しそうめん、すっごい楽しい。めちゃくちゃ楽しい。いつもはちょっと近寄りがたい雰囲気をかもし出している編集部の面々も、なんだか和気あいあいとそうめんをすくっている。初めて見る光景だ。

今回は彩りも考慮してトマトやパイナップル、黄桃なんかも流してみた。そうめんをつかむのはまだ簡単だが、トマトを箸でつかむのが難しく、ついついエキサイトしてしまう。

けっこう流れが速い

童心に返った編集部の面々

【動画】流水速度はこのくらい

では、果たして涼めたのかというと、きちんと涼めた。「超ヒエヒエシステム」のおかげで、すくったそうめんは本当に「ヒエヒエ」。楽しいうえに涼めちゃう「超ヒエヒエ 北極流しそうめん」を当編集部のこの夏イチオシ「涼み家電」としておきたい。

サイズはW370×D370×H320cm。電源には単2形アルカリ乾電池×4本(別売)を使用する。希望小売価格は税別6,500円。

次ページでは、もっと手軽に涼を取れる、ちょっぴり変り種のアイテムを3点紹介する。