ドワンゴは25日、東京・六本木のニコファーレにて発表会を開催し、「ニコニコ超会議3」の赤字額が7,039万3,314円になったことを発表した。また、「ニコニコ町会議」や「ニコニコ23時間テレビ」、「将棋電王戦リベンジマッチ 菅井竜也五段vs習甦」など、7月から9月にかけて開催するニコニコ関連のイベントについても同時に発表している。

MCはいつものようにドワンゴ取締役・夏野剛氏

盛りだくさんとなった今回の発表内容をまとめていこう。

まずは「ニコニコ超会議」の赤字額だ。冒頭で述べた通り、最終赤字額は7,039万3,314円。初回は約4億6千万円、2回目は約8,600万円の赤字額だったことを考えると、赤字金額は順調に減少しているといえる。スポンサー企業が増加したことや、来場者が12万人以上と前回を大幅に上回ったことが赤字改善の理由だという。ただし、大相撲やしんかい6500、アパッチ・ロングボウといった費用のかかる展示を行ったことから、制作費も前回の約5倍に膨れ上がっているとのことだ。

最終赤字額は7,039万3,314

参加者とスポンサーの増加が赤字額減少の原動力となった

ネット来場者数も毎年伸びを見せている

今年も開催されるニコニコ町会議

続いては「ニコニコ町会議」について。

町会議の発表はニワンゴ杉本社長とスタッフのメガネ氏

「ニコニコ町会議」は「ニコニコ超会議」の「超」と「町」が同じ読み方であるという、ニコニコらしいゆるいダジャレからスタートしたツアーだ。コンセプトは「ニコニコ超会議の地方版」で、全国の町村をニコニコカーで回り、その土地の夏祭りと併催する形で開催する。ツアーは2012年から開催しており、今年で3回目。昨年の総来場者数は約185,000人となり、町興しの一貫として各地で好意的に受け止められていた。

町会議の総来場者数は10ヶ所開催で約185,000人

今回のキービジュアル

今年の開催地とスケジュール、併催する夏祭りは下記の通り。

7月19日(土):長野県 須坂市「須坂カッタカタ祭り」
7月27日(土):宮崎県 西都市「西都夏まつり」
8月3日 (土):愛媛県 宇和島市「宇和島ハワイアンフェスティバル」
8月9日 (土):福井県 あわら市「あわら湯かけ祭り」
8月16日(土):宮城県 富谷町「おもしぇがらきてけさin富谷」
8月24日(土):兵庫県 新温泉町 「湯村の火祭り」
8月30日(土):山口県 豊北町 「豊北夏祭り」
9月7日 (土):秋田県 仙北市角舘町「角舘祭りのやま行事」
  9月20日(土):REVENGE FINAL東京都 檜原村「ニコニコ檜原祭り」
(東京のみニコニコ町会議単独での開催となる)

このうち、山口県豊北町の「豊北夏祭り」以降の3カ所は、昨年開催する予定だったが、台風で中止になってしまった場所。ニコニコ運営はこれらの場所について「必ず帰ってきます」と宣言しており、約束を果たした形となった。

そんな「ニコニコ町会議」ではどんな企画が催されるのか。