「どうも仕事があっていない」「ストレスで胃が痛いが"石の上にも3年"とも言うし……」。仕事に対する悩みは、時間が解決してくれるかもしれないし、"石の上"にいる3年を無駄にするのかもしれない。

そこの見極めは難しいが、Forbesの記事「仕事が合っていないかどうかが分かる6つの兆候(原題:Six Signs You're In The Wrong Job)」が6つのチェック項目を紹介している。

成果が出ない

同期入社の人間を見渡してみよう。ある人は何をやっても自分の身につき、成果につながっていく。その一方で、何をやっても失敗ばかりでやればやるほどダメになっていく人もいる。

何かをやろうとすると労力とエネルギーが必要になる。それは自分の強みを活かせていないか、活かせない仕事といえるだろう。前者であれば強みを活かす方法を考えるべきだが、後者であれば、どんなに頑張ってもストレスが積もるだけかもしれない。

いつもネガティブなフィードバックばかり

客観的な視点は多いに参考にすべきだ。常にフィードバックがネガティブであれば、その仕事に向いていない可能性が高いかもしれない。

周囲の評価が良くない状態が長く続くことは、あなたの自信や尊厳に関わってきてしまう。この場合には、石の上にも……と3年辛抱するのは時間の無駄かもしれない。

醜いアヒルの子?

人づきあいが苦手で研究開発に向いている人が、人とのコミュニケーションが重要なセールスを担当するのは無理がある。

そして、セールスを得意とするチームの中にいるあなたは、違和感を感じていることだろう。例えるとすれば、「アヒルに混ざった白鳥」といえる。

自分の適性をよく考えてみよう。仕事の成績はもちろんのことだが、周囲と合わないと本能的に感じるのであれば、それは仕事があっていないサインかもしれない。

仕事の話をする気がしない

今の仕事について、友人や家族にどれだけ話しているのかを振り返ってみてほしい。仕事が好きだったり、誇りを持っていれば、失敗続きであっても何かしらの話をしているはずだ。

逆に仕事の話をしていない、していても愚痴ばかりと気がついたら、その理由を考えてみよう。話をすることさえ気乗りがしないような仕事を続けることは、精神的に苦痛になるかもしれない。

仕事はお金のためだけ

収入は重要だし、きれいごとだけで働く人はいない。それでも、お金だけのために働くというスタイルは長期的にみて無理がある。

一日の大半を職場で過ごしているのだ。お金の問題がなければなにをやりたいか、考えてみよう。自分がやりたいこととお金、どこかに妥協点はないだろうか?

自分自身でいられない

仕事をしている自分が自分でないと感じたり、演技していると感じたら、そのような感情も、仕事があっていないサインだ。自分らしくない自分で一日の大半を過ごすことのストレスを考えてみよう。

これらの項目を踏まえていくつも当てはまるものがあるのであれば、転職を検討しても良いだろう。しかし拙速に、辞めるのは早急すぎる。

じっくりと考えて、転職を考えながらも今の職場で改善できるところを地道に改善していこう。ひょっとすると、今の仕事が適職と思えるかもしれない。