パナソニックは、20代から50代の男女を対象に実施した、現代人の"スキマ時間"に関する意識調査の結果を発表した。調査結果によれば、現代人の無駄なスキマ時間は1日平均1時間9分に上るほか、スキマ時間の有意義な活用法として5人に1人が「テレビ」と回答。また、スキマ時間を有効活用している人ほど、幸福度が高い傾向にあることが明らかになったという。

現代人のスキマ時間は1日平均1時間9分

同調査は、仕事や家事の合間、移動時間などに生まれる"スキマ時間"に関して、平均時間や活用法などを調査したもので、20代から50代の既婚および未婚の男女各160名、合計640名を対象に実施された。期間は2014年3月20日から24日まで。

調査結果を詳しく見てみると、まず、スキマ時間を無駄に過ごしてしまうことがあるかを聞いた質問では、28.8%の人が「頻繁にある」、51.1%の人が「たまにある」と回答し、約8割の人がスキマ時間を無駄に過ごした経験があることが明らかになった。

スキマ時間を無駄に過ごしてしまうことがあるか

無駄に過ごしてしまったスキマ時間の平均的な長さ

また、実際に無駄に過ごしてしまったスキマ時間の平均的な長さを聞いたところ、「1日2時間以上」と答えた人が8.7%、「1時間から2時間未満」が18.3%、「30分から1時間未満」が26.5%などという結果になった。また、具体的な数値を聞いて集計したところ、1日のうちの無駄なスキマ時間は平均1時間9分だったという。

スキマ時間の有意義な活用法とは?

続いて、スキマ時間の有意義な活用法について複数回答で聞いたところ、1位は「パソコンでネットサーフィンをする」(37.2%)、2位は「読書をする」(24.1%)、3位は「テレビを見る」(20.3%)などという結果になり、5人に1人がスキマ時間の活用としてテレビを挙げていた。同調査では、スキマ時間を有意義に過ごすためのカギになるのは、テレビなどの「新しい発見を得られるコンテンツ」であると指摘している。

スキマ時間の有意義な活用法(複数回答可)

また、調査対象者をスキマ時間を有効活用できている層、有効活用できていない層の2つのグループに分け、それぞれの幸福度を調査。その結果、スキマ時間活用層の幸福度が

平均で約68%だったのに対し、スキマ時間非活用層の幸福度は平均で約60%となり、スキマ時間を有意義に活用している人のほうが幸福度が高いことが明らかになった。

スキマ時間活用層と非活用層、それぞれが感じる幸福度

この結果について、同調査では「(スキマ時間活用層の)向上心の高さや、テレビや読書で気分転換することによる効率の向上が、幸福度のアップにつながっているのかもしれない」と考察している。

いつでも外出先でテレビ視聴できるパナソニックの新サービス

今回の調査結果では、スキマ時間の有意義な活用法のひとつとしてテレビが挙げられた。とはいえ、外出先でスキマ時間が生じた際、テレビを視聴する方法はワンセグなどに限られるうえ、見たいテレビ番組がその時間帯にちょうど放送されているという可能性はかなり低いと言える。

パナソニックの新サービス「外からどこでもスマホで視聴」

そこでパナソニックでは、今回の調査結果で明らかになった「スキマ時間のテレビ活用」に利用できるサービスの提供を開始した。そのサービスとは、同社が6月9日より提供開始した「外からどこでもスマホで視聴」だ。同サービスは、薄型テレビ「VIERA」またはBlu-ray Discレコーダー「DIGA」で録画した番組を、外出先からiPhoneやiPad、iPod touchで視聴可能にするもの。

iOS 7搭載のiPhoneなどに専用アプリをインストールすることで利用でき、インターネット経由でBlu-ray Discレコーダーに接続し、録画した番組はもちろん、現在放送中の番組も外出先から視聴することができる。なお、対象製品は2013年秋以降に発売されたVIERAおよびDIGA。

「外からどこでもスマホで視聴」サービスの利用料金やアプリは無料。自宅でVIERAやDIGAを使っている人であれば、外出先でも手軽にテレビを視聴できる方法としてぜひ活用したいところだ。また、薄型テレビの買い替えを検討していて、外出先でもテレビを楽しみたいなら、同サービスを利用できるVIERAが有力な選択肢になるはずだ。この機会にスキマ時間について深く考え、自分なりの有意義な活用法を探してみるのもよいかもしれない。