【レポート】

MacとiPadの悦楽生活50 #EtsuMac50 - 03 最高のリターンキー「ターン!」を求めて

1 リターンキーを押すとき、どんな気持ちで押してるのか?

松村太郎  [2014/06/12]
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パソコンで、必ず使うのがキーボード。今日は、力一杯小指ではじく、最高のリターンキーを手に入れよう、という話です。気持ちよさ、心地よさ、という話は基本的に個人の好み。今回も、「筆者の場合は」ということで、話を進めていきましょう。この連載自体、かなり主観的でワガママなことはお気づきの通りではありますが。

以前、「リターンキーを叩くときの感情」について考えたことがあります。

例えば文章を書き終えて、変換を確定したり、改行する際に叩くエンターキー。文章を書く、メールを書く、といった一連の流れの中で何回も登場する瞬間ですが、書いている文章やそのスピード、自分の心理状態によって、同じエンターキーでも意味合いが違っているように感じることがあります。

良いキーボードは人の好みによってそれぞれ。筆者の場合は、文章を売っていて区切れ目に必ずヒットする「リターンキー」の心地よさを追究することにした。といっても、リターンキーを叩くまでのタイピングもよどみなく進まなければ、理想のリターンキーヒットにたどり着けない

お詫びのメールを書いているときのリターンキーは少し控えめにちょこんと押すことが多いです。また、ソーシャルメディアのリターンキーは恐怖そのもの。小指をキーの上に載せて、今一度、会話のスレッドの流れや投稿内容が燃えないかを精査した上で、おそるおそる押します。特にFacebookのコメント欄、リターンキーを押すと投稿されてしまうので、ワンクッション欲しいのですが。

そして、調子よく文章を書いていて書き終えた瞬間のリターンキーほど、格別な爽快感を味わえるものはありません。日々、これを目指しているのが、私の仕事です。

日常の中の幸せとしては細かすぎる、と思われるかもしれません。

しかし、そこまで少ないわけではないことに気づきました。1日の打鍵数は文字数から考えるに、5万回ほど担っているはずです。1つの文章の長さを仮に日本語で100文字としたら、文章終わりのリターンキーの回数は300回以上。これが全て爽快だったら、絶対に「良い1日」だという印象しか残らないはず。

しかしそのために、キーボードそのものを見直してみよう、という発想で、今日の課題です。

お題

  • 【最高のリターンキー「ターン」にたどり着く】

解決策

  • → タッチや配列など、キーボードを選んで使う。筆者の場合は、Happy Hacking Keyboard Professional 2(墨)

キーボードは今もなお、人類最速の文字入力ツール

キーボードは、よく、パソコン初心者にとっての関門の1つ、といわれています。いきなり目の前に、よくわからない配列のボタンだらけの物体を置かれたら、身構えるに決まっています。その点、iPadのようなキーボードがないデバイスの登場は、コンピューティングの世界からキーボードを排除できる可能性への期待が集まりました。

しかし、実際にはどうでしょう。

確かに、iPhone、iPad、Androidも、WindowsやSurfaceだって、タッチディスプレイを搭載して、画面に触りながら操作するやり方になりましたが、しかしいわゆるQWERTYキーボードから離れることができていません。タッチ画面の中にバーチャルにキーボードを再現して、そこを感触もなくタッチしながら文字入力しているのです。

現在注目されつつあるのは、ジェスチャーや音声による文字入力です。AppleやGoogle、Microsoftなどが音声アシスタントを用意し、クルマの中、Google Glassのようなウェアラブルデバイスでの操作を声でこなせるようになりました。文字入力も声だけで行う方式です。せっかくのメガネ型デバイスからケーブルが伸びてキーボードがつながっている、なんてSFの世界ではちょっとカッコイイかもしれませんが、さらに一般ウケしなくなってしまいます。

ちなみに、iPhoneやiPadのように、Macにも、音声入力ができます。試しに、テキスト入力の状態で「fn」キーを2度押してみて下さい。ただし、書き言葉を喋って入力する、というのはなかなか難しいものです。

キーボードに慣れていると、考えたことをそのまま指先で文字として入力できますが、それを声に出しながら、というのは訓練が必要そうです。また、使う場所も選びます。オフィスや教室内など他の人がたくさんいる場所、スタバでドヤ顔中に、ぶつぶつと音声入力をする、というのはちょっと難しそうです。米国のスタバでは時々見かけますが。

様々な手段が検討されている現在もなお、物理的なキーボードが最も早くパソコンに文字を入力する手段になっていて、その傾向は当分続くことになるでしょう。

ただ、日本人だけ、少し特殊かもしれません。ケータイの発達とケータイメールの普及から、QWERTYキーボードが使えなくても、テンキー入力やフリック入力はものすごく早い、という国民的鍛錬がなされています。QWERTYキーボード以外の手段でかなり高速にタイピングができる日本人は、世界的にも希な人たちかもしれません。

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インデックス

目次
(1) リターンキーを押すとき、どんな気持ちで押してるのか?
(2) 外付けキーボードの選択基準とは?
(3) 行き着いたのがコレ
(4) キーボードが変われば文字入力の行為自体も変化する

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