きれいなバスルームを維持するためのカビ対策を一挙に紹介

6月といえば、湿気の多い梅雨シーズン。ジメジメした季節は、油断すると水周りにカビが発生してしまいがち。特に湿度の高いバスルームは、一層の注意が必要だろう。そこで、予防策から効果的な汚れの落とし方までを紹介しよう。

カビが大量発生する条件は4つ

カビは真菌という微生物の一種で、常に空気中に存在している。その微生物が温度・湿度・空気(酸素)・養分の4つの条件を満たすと出芽するのだが、最もカビが発生しやすい温度帯は20~30℃で湿度は65%以上とされている。また、私たちの皮脂などを栄養源としている。梅雨の時期にカビが多くなるのは、これらの条件がそろいやすいからだ。

天井や浴槽のフタ、イス、洗面器などに要注意

バスルーム内でカビが発生しやすいとされている場所は、天井や浴槽のフタ、イス、洗面器など。水分やせっけん垢(あか)が残っているとカビが発生しやすくなるため、こまめにきれいにするようにしよう。

予防策の秘訣は換気と水分除去

予防のために心がけておきたいのが換気だ。常に室内をドライな状態に保つための便利道具も数多く販売されているため、一家に一つ保有しておくと便利だろう。

また、既にカビ汚れが発生してしまっていても、場合によっては水洗いによってカビが落ちるケースもある。そのほかにも、洗面器や浴槽のふたのつなぎ目など、部分ごとに効果的な汚れの落とし方は異なる。

例えば、洗面器やシャンプーなどを入れる棚などはスポンジなどの水洗いで対応可能。浴槽のふたのつなぎ目などにできたカビは、中性のバス用洗剤を用いてサッシブラシやタイルブラシで洗うのがベター。ゴムパッキンなどは部分的に塩素系または酵素系の漂白剤を使用すると効果的に汚れが落ちる。

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文・船山壮太(verb)

記事監修 / お掃除伝道師&セラピスト: 中山ゆうみ

33歳で内装リフォーム&ハウスクリーニング「ワーカーズ&ブレーンズ」設立。その後、家事代行業ゆうみ'sハウスキーピング事業やカンタンで快適なお掃除方法を伝授する「ゆうみ流美装塾」、その他独立支援、企業でのセミナー講師業などで活躍。