OS X Yosemite

Mac向けのOS Xはこれまで、製品名にネコ科の動物を使ってきたが、昨年リリースされたOS X Mavericksからカリフォルニア州の美しい場所を命名ルールとすることになった。Mavericksはサンフランシスコ近郊の太平洋を望むサーフィンの名所だったが、今回は「Yosemite」が選ばれた。

OS X Yosemite

ヨセミテはサンフランシスコから南東へ車でおよそ3時間半のところに位置する国立公園で、観光地として人気のある広大なエリアだ。世界遺産にも指定されており、花崗岩の断崖絶壁とそこを流れ落ちる滝、緩やかな高原、渓谷と、豊かな動植物に恵まれた、文字通りの「大自然」が楽しめる。

そんなヨセミテがコードネームに選ばれた新しいOS Xは、Macをどのように変化させていくのだろうか。

先代のMavericksでは、バッテリーの効率化とパフォーマンスの両立というテーマで、特にMacBook Airは13インチで12時間ものバッテリーライフを実現するなど、飛躍的な機能向上が見られた。これに対して、Yosemiteでは、大きく分けて、デザインの変更、iPhoneとの連携強化、通知とウィジェットの進化、標準アプリの自然なクラウド活用の5点が進化のポイントとなった。