【インタビュー】

山田孝之&石原さとみ、9年ぶり共演作で明かした互いの"演出克服法" - 映画『MONSTERZ モンスターズ』

1 山田孝之、打開策を発見し「俺、すげぇ」

 
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俳優の藤原竜也と山田孝之が初めて共演し、ダブル主演を務める映画『MONSTERZ モンスターズ』が30日から公開をスタートした。映画『L change the World』の中田秀夫監督と佐藤貴博プロデューサーの再タッグとなる作品で、視界に映るすべての人間を操ることができる超能力者の"男"(藤原)と、その能力が全く通じない田中終一(山田)の生死を分けた壮絶な闘いを描いた。

山田演じる終一は、雲井繁(田口トモロヲ)に車ではねられてしまうが、驚異的な回復力で3日で退院。石原さとみ扮する繁の娘・叶絵は、そのことがきっかけで終一と出会い、互いに惹かれていく。"男"と終一の闘いの中で、やがて叶絵もその巻き添えに。体が壊死していくことと引き換えに、群衆を操ってまで終一を抹殺しようと試みるが、終一は叶絵と周囲の人々を守るために"男"の暴走を止めようとする。

2005年のTBS系ドラマ『H2 ~君といた日々』以来、9年ぶりの共演となった山田と石原。本作の現場でもあまり会話をすることはなかったという2人だが、インタビューの冒頭では遠慮がちに言葉を交わしながらも、中田秀夫監督の演出の話題になると熱心に耳を傾ける。作品から離れた2人は、互いの存在をどのように捉えているのか。時には恥ずかしがり、時には考え込み。第1線で活躍し続けてきた者にふさわしい、何事にも真摯な姿勢がそこにはあった。

山田孝之
1983年10月20日生まれ。鹿児島県出身。ドラマ『ウォーターボーイズ』(2003年)などで注目を集め、『電車男』(2005年)で主演。『クローズZERO』(2007年)、『土竜の唄 潜入捜査官REIJI』(2014年)などの三池崇史監督作ほか、『鴨川ホルモー』(2009年)、『その夜の侍』(2012年)、『凶悪』(2013年)など。『闇金ウシジマくんPart2』が5月16日から公開中。 撮影:大塚素久(SYASYA)

――ドラマ『H2~君といた日々』(TBS系)以来、9年ぶりの共演ですね。当時の印象は?

石原さとみ(以下石原):覚えてますか?

山田孝之(以下山田):覚えてはいますよ。なんとなくですね。

石原:私もなんとなく(笑)。

山田:ビンタされたなとか。

石原:ビンタ!? そんなシーンありました?

山田:気合入れてって言われて。あと遊園地でおんぶしたなとか。

石原:ありましたね! よく覚えていますね、すごい!

山田:全然、覚えていますよ(笑)。

石原:甲子園が舞台だったんですが、真冬の撮影で。1月クールのドラマだったので、12月からスタートしてスタッフさんが雪かきからはじめて。それでも、みなさんノースリーブに短パンみたいな薄着でした。息が白くならないように氷を食べたり。懐かしい(笑)。

――石原さんにとって、当時の山田さんはどのような印象でしたか。

石原:手が乾燥してた(笑)。私が緊張していたせいか、手ばかりを見ていたんですよ。でも、今回久しぶりにお会いしたら潤っていました。

山田:最近は風呂あがりに塗ったりはするようになりました。化粧水とか。

石原:えらい(笑)!

――再び共演してみて、演技の面などで変化を感じたことは?

山田:その当時も今回も、お互い考えてそれぞれの役でお芝居していますから、特に変わったところはありません。僕が20か21(歳)の頃なので…単純に大人になったなぁと。

石原:なりました(笑)。当時はそこまでお話してませんよね?

山田:そんなにしてませんよね。

石原:男性キャストがほとんどで紅一点みたいな感じだったので。

――今回は結構話し込まれたわけですね。

石原:そうでもないですよね (笑)?

山田:そうですね(笑)。

石原:これがドラマだったり、待ち時間が多かったり、明るい話だったりすればまた違ったんでしょうけど。中田組ですし。

山田:相当、集中力を要するので空き時間といってもボケーっとしているというよりは、次のシーンに向けての気持ちを作ったりとかしてるので。だって、石原さんはしょっぱなで"男"からひどいことをさせられてますからね。そういうシーンをずっと撮っていくとなると、基本的に集中されているので。「久しぶりー!」みたいには言えないですよ(笑)。しかも、昔もそんなにしゃべったわけでもないですし。今日が一番しゃべってるかもしれない(笑)。

石原:そうですね(笑)。私は中田監督と2作目(『インシテミル 7日間のデス・ゲーム』)で、現場ではあまり話さないんですが、今回のようにプロモーションでお話させてもらって、すごくチャーミング? かわいらしい方だなと感じました。

――現場での中田監督はどのような方なんですか。

石原:気合の入れ方が独特な方です。タオルを頭に巻いて気合を入れて、「本番! ヨーイ!」って言ってから、役柄の気持ちを話してからスタートをかける監督です。

石原さとみ
1986年12月24日生まれ。東京都出身。第27回ホリプロスカウトキャラバンでグランプリを受賞。東陽一監督作『わたしのグランパ』でデビューし、数々の新人賞に輝いた。今年はドラマ『失恋ショコラティエ』での小悪魔キャラが話題に。映画出演作は、『北の零年』(2005年)、『インシテミル7日間のデス・ゲーム』(2010年)など多数。李闘士監督『幕末高校生』が7月26日から公開。 撮影:大塚素久(SYASYA)

山田:あれは、やりづらくてしょうがなかった。

石原:そうなんですね(笑)。私は慣れましたよ。

山田:でも、打開策は自分で見つけました。何日かやって、やっぱり最初はきつかったんです。スタートかかるまでに役の気持ちを説明してくださるんですが、それは役者がすでに気持ちで作っていることなんですね。弓を引いているような状態で、監督がずっとしゃべり続ける(笑)。だから、監督に言ったんです。本番前だから正直きついので、あれはやめるわけにはいかないですかって(笑)。

監督は最初笑ってて。「山田くんにというよりは、自分を本番に向けて高めてやってるんですよ」とおっしゃったので、それこそよそでやってくれと(笑)。でも、それをどううまく利用するかを考えたんですね。そこで、監督の言っていることを終一として聞いてしまおうと。終一自身が味わっている苦しみを、なんで赤の他人からわざわざ言われなきゃいけないんだと思うようにして、そうやってどんどん気持ちを膨らませました。

石原:なるほど、そうやってたんですね。

山田:それでやったらうまくできて。俺、すげぇって思いました。

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インデックス

目次
(1) 山田孝之、打開策を発見し「俺、すげぇ」
(2) 石原さとみが舞台『フル・モンティ』で抱いた山田孝之のイメージ

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