日本マクドナルドは5月25日、「マクドナルド 2014 FIFAワールドカップキャンペーン発表会」をマクドナルド渋谷東映プラザ店(東京都・渋谷)にて開催した。6月にブラジルで開催されるワールドカップ出場各国をイメージした個性的なハンバーガーなどのラインアップが紹介され、日本代表選手とともにブラジルのピッチへ立つ子どもたちの「エスコートキッズ任命式」もあわせて行われた。

バラエティーに富んだ14種類の新メニュー

子どもたちの「特別な体験」をサポートしたい

日本時間6月13日に開幕する「2014FIFAワールドカップ ブラジル大会」で、選手と手をつないでピッチに入場するエスコートキッズ。マクドナルドでは、2002年よりエスコートキッズを展開しており、今回は開始以来最大規模となる世界69カ国、1,400名以上の子どもたちが参加予定となっている。

選ばれた11人のエスコートキッズたち

日本からは、こちらも過去最大の応募総数となる9,964人の中から11名のキッズが選ばれ、この日、任命式が行われた。ドナルドとともに入場した子どもたちは、任命書を受け取ると「がんばります!」と元気に意気込みを語り、マーケティング最高責任者(CMO)の俵恵美子氏も「子どもたちの特別な体験をサポートしていきたい」と話した。今回選ばれた11名のキッズは、6月20日に行われる日本対ギリシャ戦で日本代表選手とともにピッチに立つ。

日本マクドナルドのマーケティング最高責任者(CMO)、俵恵美子氏

出場8カ国14種類におよぶバラエティーあふれるメニュー

今回のキャンペーンでは、日本や開催国のブラジルをはじめとした出場8カ国をイメージした食材や味付けを楽しめるメニューを展開していくことが発表された。FIFAワールドカップにまつわるメニュー展開は今回が初めての試みとなる。メニューマネージメント部上席部長の若菜重昭氏は「テークアウトやデリバリーで、観戦をより楽しんでいただけるメニュー」と、その仕上がりに自信を見せた。

日本マクドナルド株式会社メニューマネージメント部上席部長の若菜重昭氏

"日本代表"はチーズ入りビーフメンチカツバーガー

発表会の後に行われた試食会では、今回のメニューが続々と登場した。

スモーキーなソースの「ブラジルバーガー ビーフBBQ」(399円)

薄い衣のシュニッツェルがポイントの「ドイツバーガー ポークシュニッツェル」(399円)

では早速、ワールドカップ参加国の"研究"も兼ねて、各国のバーガーを食べ比べてみるとしよう。まずはサッカーボールを模したバンズがインパクトのある「ブラジルバーガー ビーフBBQ」(399円)を試食。ブラジルでよく食べられているという炭火焼をイメージしたグリルソースが、食欲をそそる味わいだ。ガブリとかむとスモーキーなソースの香りがフワッと鼻に抜け、シャキシャキしたレタスと赤・黄のパプリカの食感も楽しい一品となっている。さすがサッカー王国・ブラジルの名を冠するだけはある。

「ドイツバーガー ポークシュニッツェル」(399円)は、ドイツ生まれのカツレツを、プレッツェルを意識したというバンズではさんだバーガー。独特の薄い衣を再現するため特別なパン粉を使っているという。こだわりのカツレツはザックリとかみ応えがよく、キノコの香りが豊かなシャンピニオンソースと甘いグリルオニオンとの相性もバッチリ。そのおいしさはドイツサッカーのプロリーグ・ブンデスリーガ級だ。

ジューシーなメンチカツが魅力の「ジャパンバーガー ビーフメンチ」(399円)

とろけるチーズソースとハムの相性がよい「フランスバーガー チキンコルドンブルー」(399円)

日本をイメージした「ジャパンバーガー ビーフメンチ」(399円)は、こちらもふわふわのサッカーボールバンズにジューシーなチーズ入りメンチカツを挟んだバーガー。衣がサクサクで肉汁からビーフの良い香りが漂い、ボリュームのある一品となっている。6種類の野菜と果実をすり下ろしたというソースが甘酸っぱく、ボリューム感の割にさっぱりと食べられた。さすがわれらのサムライブルー!

「フランスバーガー チキンコルドンブルー」(399円)は、ソフトフランスパンのバンズにカリカリのチキンフライとハムを挟んだ一品。ハムはフランス製法で、スモークではなくスチームして作られているという。トロトロのカマンベールチーズがまろやかで、上品な味となっている。芸術的な味わいは、いかにもフランスらしい。

2つの味わいがセットになった「イタリアン リゾットボール(トマト&イカスミ)」(199円)

世界で初めてとなるサイドメニューの「イタリアン リゾットボール(トマト&イカスミ)」(199円)は、国産玄米を使ったリゾットをチーズで包み込んで揚げたライスコロッケ風メニュー。トマトリゾットからはガーリックが、イカスミリゾットからは魚介の香りが立ち、しっかりお米の粒が感じられる仕上がりとなっている。形はかわいくても、その味の存在感は強豪・イタリアそのものだ。

写真左から「ベルギーマックフルーリー ワッフルチョコレート」(276円)と「フランスマックフルーリー クレームブリュレ」(276円)。これからの季節にぴったりなひんやりデザート

その他にも、サクサクワッフルコーンが楽しい「ベルギーマックフルーリー ワッフルチョコレート」(276円)や、カリカリ食感のシュガークランチが入った「フランスマックフルーリー クレームブリュレ」(276円)など、デザートメニューやサイドメニューも豊富にそろっていた。

商品は、全国のマクドナルド店舗(一部店舗を除く)で5月27日から期間限定で販売され、「ジャパンバーガー ビーフメンチ」と「フランスバーガー チキンコルドンブルー」は6月18日より販売予定となっている。開幕1週間前の6月6日からは、セットメニュー「ハッピーセット」にも「FIFAワールドカップ 応援グッズ」が期間限定で登場する予定だ。

これからさらなる盛り上がりを見せるFIFAワールドカップ。「FIFA World cup公式ハンバーガー」を食べて、いよいよ開幕が近づいてきたことを実感した。各国代表の分析をしつつ、食べ比べてみてはいかが?