殻割りにも対応したOCマザー

MSIの「Z97 XPOWER AC」は、Z97チップセットを搭載するハイエンドマザーボード。オーバークロック向けの機能を豊富に備えたE-ATXモデルで、特にユニークなのは、いわゆる"殻割り"を行ったCPU向けのガードまで付属することだ。むき出しになったダイを保護し、CPUクーラー装着時のコア欠けを防ぐ。価格は54,000円前後。

MSIの「Z97 XPOWER AC」。豪華仕様のオーバークロック向けマザーだ

ダイガードや、ファンスタンドなど、OC向けの小物もいろいろ付属

8層基板で、16フェーズ電源を搭載。ヒートシンクは水冷にも対応する。「OC CERTIFIED」の耐久試験をクリアしており、オーバークロック時でも安定した動作が可能だ。PLX製のPCI Expressスイッチ「PEX 8747」をオンボード搭載しており、フル帯域での4way SLI/CrossFireをサポートする。

16フェーズの「DigitALL」電源を搭載。4wayグラフィックスにも対応

バックパネル。USB3.0が8ポートと多い。IEEE 802.11acも搭載する

マイクロ版の高耐久モデルも

ASUSの「GRYPHON Z97」は、お馴染み「TUF」シリーズのマイクロATXモデル。高耐久はもちろん、専用チップ「TUF ICe」による細かい温度監視とファンコン機能もウリ。同シリーズではすでにATXモデルの「SABERTOOTH Z97 MARK 1」が発売となっているが、20,500円前後と、より買いやすい価格も魅力だ。

ASUSの「GRYPHON Z97」。強化された冷却能力にも注目したい

レイアウトは従来のGRYPHON Z87とほぼ同じ。残念ながらM.2は非搭載だ

長期保証対応のBlack Edition

GIGABYTEの「GA-Z97X-UD5H-BK」は、サーバーレベルの168時間耐久試験を実施したという「Ultra Durable Black Edition」シリーズの高耐久モデル。ヒートシンクの色がイエローからブラックに変わっている以外、マザーボードの仕様自体は通常の「GA-Z97X-UD5H」と全く同じだが、5年の長期保証が付く。価格は23,500円前後。

GIGABYTEの「GA-Z97X-UD5H-BK」。下位モデル「GA-Z97X-UD3H-BK」も発売中

168時間(=1週間!)の耐久試験を実施。Ultra Durableを超える高耐久モデルだ