『YouTube』アプリが標準装備されなくなり、iOS 6からは『マップ』の地図データがApple自前のものに変更されるなど、以前と比較するとApple製品から距離が遠くなった感のあるGoogleのサービス。しかし、Safariでは引き続きデフォルトの検索エンジンに指定されており、いまなお深い縁があることも確かだ。

そのGoogleの検索エンジンだが、意識しないまま利用している機能も少なくない。「パーソナライズド検索」はそのひとつで、最適な検索結果を提供できるよう、同じキーワードで検索してもユーザごとに(実際はブラウザごとに)微妙に異なる検索結果を表示するというものだ。詳細は明らかにされていないが、ユーザの所在地や使用する言語、過去に調べた検索語やアクセスしたWEBサイトなどを参考にしているらしい。

パーソナライズド検索は一般ユーザにとって検索精度を高める働きを持つが、反対に困ってしまうユーザもいる。WEBメディアの編集者やSEO担当、書いたエントリの動向が気になるブロガーなど、正確な検索ランクを知りたいユーザだ。彼らにとってパーソナライズド検索は不明なバイアスがかかった存在であり、無効化した状態で表示される順位が「真の検索ランク」ということになる。

そのパーソナライズド検索を回避するには、Safariの「プライベートブラウジング」を使うといい。同機能をオンにするとき「すべて残す」をタップすれば、表示中のページ(タブ)を閉じずにすむので、すぐに検索し直すことができる。検索順位をチェックしたあとは、プライベートブラウジングをオフにすればすべてもとどおり。iPhoneで「真の検索ランク」を調べる近道だ。

操作手順をカンタン解説

1 気になるキーワードで検索したあと、画面右下のボタンをタップする

2 左下の「プライベート」ボタンをタップし、「すべて残す」をタップしてプライベートブラウズをオンにする。そして検索し直せば「真の検索ランク」がわかるはずだ

(提供:iPad iPhone Wire)