基地局のさらなる増設と次世代規格への展望

続いて加藤氏は、これらのサービスを支えるネットワークに関する施策にも言及。全国5万5,000人のスマートフォンユーザを対象にした調査において、エリア・通話品質・通信品質ともにナンバーワンになったことを挙げ、「常々申し上げているとおり、ネットワークは生き物です。この結果に甘えることなく、2014年度も引き続き強化を続けていきたい」と述べた。

日経BPコンサルティング調べによるユーザー調査および実測調査

具体的には、2014年度末までにLTE基地局を2013年度末の1.7倍となる約9万5,300局に増設。これは同社の3G基地局数に匹敵する。併せて100Mbps対応基地局の数を2013年度末の10倍となる約4万局に増やす計画だ。また、下り最大255Mbpsの高速通信が可能なLTE-Advancedサービスを2014年度中にスタートしたい考え。さらに、「10Gbpsが可能になる5Gについても、すでに開発に着手」していると述べた。

今年度中のさらなる基地局増設目標

加藤氏は最後に「ライフステージに合わせた料金プラン、魅力的な端末ラインナップ、あらゆる生活シーンを豊かにするサービス、これらを快適に利用できる強力なネットワーク。これにより皆様のスマートライフを全力でサポートしていきたい」と述べ、プレゼンテーションを締めくくった。

新料金プランにより「マルチデバイスや若いユーザーの参加で需要を掘り起こしていきたい」という加藤社長

(記事提供: AndroWire編集部)