【レポート】

MSI、Intel 9シリーズ搭載マザーボードを一挙に公開

 

エムエスアイコンピュータージャパン(以下、MSI)は9日、Intelの次世代チップセット「Intel Z97/H97 Express」シリーズを搭載するマザーボードを公開した。5月11日より順次発売する。LGA1150のCPUに対応し、第4世代Coreの"Haswell"に加え、マザーボードと同じく11日の発売が予想されている"Haswell Refresh"を搭載できる。

今回、日本市場向けに発表となった製品ラインナップは、汎用性が高いクラッシックシリーズ10モデル、ゲーマー向けの高機能モデルであるGAMINGシリーズが7モデル、そしてオーバークロッカー向けのOCシリーズが3モデルの計20モデル。

3シリーズによる製品展開に変更はなし

旧世代の製品と同様に同社の品質基準である「Military Class 4」に対応するが、Intel 9シリーズ搭載マザーボードでは、「Military Class 4 with Guard-Pro」という形で新たな保護機能を搭載した。「Guard-Pro」では主に2つの保護機能を提供する。

Military Classは採用する部材などに対する品質基準だが、Guard-Proは保護機能という位置付け

1つは保護回路で、ショートからCPUとUSB機器を保護するほか、温度センサによりCPUの温度が上がりすぎた場合には動作クロックを落とすといった機能となる。もう1つはエコパワーで、マザーボード上で使われていないインタフェースを無効とすることで消費電力を削減する。MSIによると29%の電力削減が見込まれるという。

保護回路の概要

エコパワーの概要

GAMINGシリーズ

MSI自身が「主力」というGAMINGシリーズは、Intel Z97 Express搭載製品6モデル、Intel H97 Express搭載製品1モデルをラインナップする。製品のグレードを分かりやすくとの理由から、Intel 9シリーズ搭載製品では命名規則を変更し、「チップセット名+GAMING+(グレードを表す数字)」とするようだ。ただ、マイクロATXモデルやMini-ITXモデルについては、そもそもの製品数が少ないからかグレードを示す数字が表記されていない。

GAMINGシリーズでは命名規則を一新。ワールドワイドで展開するモデルについては、一部古い命名規則による製品もあるが、日本市場に投入する製品はすべて新しい命名規則となる。また、これに伴いグラフィックスカードもGPUの名称+GAMINGという製品名となる。ただし、「Lightning」や「HAWK」といった製品は現状のまま展開する

新しいGAMINGシリーズでは、サウンド面での機能を強化。オーディオ用回路である「Audio Boost」と、音声出力の向上やバーチャルサラウンドを提供するCreativeの「Creative Sound Blaster Cinema」がそれぞれバージョンアップしたほか、オーディオ回路向けに電力を供給し、よりクリアなサウンドを実現するとしている。ノイズ対策やオーディオ用コンデンサの採用、USB DAC向けのUSBポートといった機能も旧製品から引き続き搭載する。

「Audio Boost」がバージョンアップ

「Creative Sound Blaster Cinema」も2に

Guard-Proも含めてMSIのIntel 9シリーズマザーボードは「安定した電源供給」に力を入れている

また、GAMINGシリーズでは、オーディオチップとしてRealtekの「ALC1150」を搭載するが、GAMINGシリーズの最上位モデル「Z97 GAMING 9 AC」には、アンプなどにも使われるC-MediaのCM6631も合わせて採用する。SN比は120dBで、インピーダンスが600Ωのヘッドホンにも対応するという。

最上位モデル「Z97 GAMING 9 AC」にはC-MediaのCM6631を採用する

このほか、ゲーミングマザーではおなじみのLANコントローラ「Killer E2200」シリーズや、MSI製のマザーボードとグラフィックスカードを組み合わせてクロックなどを調節する「GamimgApp」などを搭載する。

MSI製のマザーボードとグラフィックスカードを組み合わせてクロックなどを調節する「GamimgApp」

LANコントローラ「Killer E2200」シリーズ

クラッシックシリーズ

クラッシックシリーズからは、Intel Z97 Express搭載製品6モデル、Intel H97 Express搭載製品4モデルをラインナップする。上位モデルではM.2コネクタを搭載し、Intel Z97 Express搭載の最上位モデル「Z97S SLI Plus」では、SATA Expressも合わせて備えている。

MSIのIntel 9シリーズ搭載マザーボードでは、SATA Express搭載製品が1モデル

競合製品と比べると、SATA Express搭載製品が1モデルと少ないが、MSIによるとIntel 9シリーズチップセットではSATA Expressがサポートされないことや、対応デバイスが一般的に入手できるのが2012年の上期と見込んでいることから、ラインナップ全体への搭載を見送ったという。

一方で、市場の動向を見ながらSATA Express対応デバイスが入手しやすくなれば、M.2→SATA Expressの変換アダプタを提供するといったことも検討しているとのこと。

機能面では、すべてのUSBポートに対して安定した5V電源を供給する「USB Steel Power」を搭載する。

USB Steel Power。USB Steel PowerではすべてのUSBポートに安定した5Vを供給する。USB DAC向けのUSBポートでは2基のUSBポートのみの供給である

OCシリーズ

OCシリーズからは「Z97 XPOWER AC」「Z97 MPOWER MAX AC」「Z97 MPOWER」をラインナップする。このうち、「Z97 XPOWER AC」「Z97 MPOWER MAX AC」は、電源部分のヒートシンクが液冷に対応している。

ヒートシンクには液冷クーラーのチューブを取り付けられる

さらに「Z97 XPOWER AC」には、CPUのヒートスプレッダを取り外したいわゆる"殻割り"状態でソケットに固定できる「Delid Die Guard」、マザーボード上にファンを取り付けられる「OCファンスタンド」が付属する。

Delid Die Guard

OCファンスタンド

このほか、CPUのベースクロックを柔軟に設定できる「OCエンジン」や、液体窒素などを使った氷点下におけるOS起動時の高負荷を回避する「スローモード」といった機能を搭載する。

OCエンジン

スローモード

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