【レビュー】

Intel Z97 Express搭載マザーボード「Z97-DELUXE NFC&WLC」を試す - Intel9シリーズでは旧世代と何が変わって、何が変わらないのか

1 Haswell Refeshが登場したが……

 
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IntelはHaswell Refreshと呼ばれる新製品群を5月11日に解禁した。「解禁」とあるのは、Intelそのものは正式な発表を行う予定がないそうで、なのでいつの間にかArk.intel.comに製品が追加される、といった形での公開になる模様だ。

すでに米国のPrice ListにはHaswell Refreshに対応した製品が追加されており、あとは国内価格がどうなるかといったあたりが残る焦点といえる。ちなみに(先の記事にもあるが)今回は倍率アンロックのCore i7-4770KとかCore i5-4670Kの後継製品はなく、あくまで倍率Fixの製品のみ。倍率アンロックはDevil's Canyon(開発コード名)待ちということになるだろう。

そのHaswell Refreshだが、機能とか内部構造などは従来のHaswellと全く変わらず、動作周波数が変更になっただけである。例えば倍率Fixのモデルとして、従来のハイエンドはCore i7-4770(3.4GHz/3.9GHz、8MB L3、TDP 84W)だったのが、今度はCore i7-4790(3.6GHz/4GHz、8MB L3、TDP 84W)になっただけである。

もちろん動作周波数が上がった分だけ性能も上がってはいるのだが、ほとんどが1bin~2bin(100~200MHz)の範囲の差なので、違いはわずかである。価格はおおむね据え置き(Core i7-4770とCore i7-4790はどちらもTRAYで$303.00)となっている(最新の価格リストはこちらから)。ただこれは本国での価格なので、日本の店頭小売価格はやや上がるかもしれない。

さて、CPUのUpdateにあわせて、同時に(こっそりと)追加されたのがIntel 9シリーズチップセットである。"こっそりと"というのはあくまでもIntel自身は一切発表会とか説明会を行わないからという話で、マザーボードメーカーからはこれを搭載した製品の発表を大々的に行っており、この記事が掲載される頃には製品発売が開始されているはずだ。

■「GIGABYTE」の製品発表会の様子はこちら
【レポート】GIGABYTE、Intel 9シリーズ・マザーボードを一斉発表 - 超高品質なBLACK EDITIONなどラインナップ強化
■「ASUSTeK Computer」の製品発表会の様子はこちら
【レポート】ASUS、Intel 9シリーズチップセット搭載のマザーボードを先行公開
■「MSI」の製品発表会の様子はこちら
【レポート】MSI、Intel 9シリーズ搭載マザーボードを一挙に公開

それではこの9シリーズについてもう少し詳細を説明したい。9シリーズはZ97とH97、および間もなく登場すると思われるHaswell-Eに対応したX99の3製品からなる。これ以下の製品、例えばQ87/Q85とかH81/B85といった製品は、9シリーズに置き換わらずに引き続き8シリーズの現行製品がそのまま提供される予定となっている。

もっとも、もしニーズがあると判断されたら、Z97/H97をベースに例えばH95とかH91とかを作るのは非常に容易なので、あくまでも「現時点では予定が無い」というレベルの話である。

その9シリーズであるが、主な違いはM.2とSATA Expressのサポート「のみ」である。といっても、もともとM.2にしてもSATA Expressにしても、基本的にはSATA 6GbpsとPCI Expressのみでつながる、別に9シリーズで新機能を追加したという訳ではない。

実際M.2は8シリーズチップセットを搭載したノートPCで採用されているし、ASUSはZ87にSATA Expressのサポートを追加したZ87-Deluxe/SATA-Expressというプロトタイプ製品をリリースしているから、技術的に何かが異なっているといった話ではなく、あくまでプラットフォームレベルで検証が終わり、サポートされたというだけ考えられる。このほか細かな違いとして

  • Intel RST(Rapid Storage Technology) 13が搭載
  • Intel RST for PCI Express Storageが搭載
  • Manageability and Security Featuresが拡張

といった項目が挙がっている。このうちManageability and Security Featuresは、H97で搭載されるIntel Device Protection with Boot Guardのことと思われる。またH97では1.5MBと5MBのFirmwareがサポートされる事もこれに含まれるのかもしれない(これは要するにBIOSとかFirmwareを搭載するFlash Memoryの容量のことで、Z87などは1.5MBどまりだが、H97では管理機能などを搭載できるように大容量Flashがサポートされたという話である)。

ちなみにI/Oポート類は8シリーズと同じであり、PCI Express Gen2レーン×8とUSB 14ポート(うちUSB 3.0が6ポート)という構成に変わりは無い。DMIの性能向上などはSkylakeの世代まで見送りになってしまったようだ。

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インデックス

目次
(1) Haswell Refeshが登場したが……
(2) 写真でじっくりと見る「Z97-DELUXE NFC&WLC」
(3) UEFIのBIOSレイアウトを大きく変更
(4) Z87-DELUXE/Quadとの比較
(5) ベンチマーク結果:内部GPU編その1「Sandra 2014」
(6) ベンチマーク結果:内部GPU編その3「PCMark 8 v2.0.228」
(7) ベンチマーク結果:内部GPU編その3「CineBench R15」
(8) ベンチマーク結果:内部GPU編その4「Intel Optimized Linpack Benchmark 11.1.2」
(9) ベンチマーク結果:内部GPU編その5「3DMark v1.2.362.0」
(10) ベンチマーク結果:内部GPU編その6「Battlefield 4」
(11) ベンチマーク結果:内部GPU編その7「F1 2013」
(12) ベンチマーク結果:内部GPU編その8「Metro: Last Light」
(13) ベンチマーク結果:内部GPU編その9「Thief」
(14) ベンチマーク結果:内部GPU編その10「TMPGEnc Video Mastering Works 5.4.2.103」
(15) ベンチマーク結果:内部GPU編その11「消費電力比較」
(16) ベンチマーク結果:外部GPU編その1「3DMark v1.2.362.0」
(17) ベンチマーク結果:内部GPU編その2「Battlefield 4」
(18) ベンチマーク結果:内部GPU編その3「F1 2013」
(19) ベンチマーク結果:内部GPU編その4「Metro: Last Light」
(20) ベンチマーク結果:内部GPU編その5「Thief」
(21) ベンチマーク結果:内部GPU編その6「消費電力比較」

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