利用可能なデバイスについて

どのデバイスで使えるのか、というのも気になるところ。結論から言えば大差はないようだ。OneDriveはWindows PhoneやXboxでも使えるという。同じOffice文書を複数人で同時に編集作業できるかという点においては、やはりOneDriveが優位性を発揮する。そのような使い方を必要とする人にとっては、オンラインストレージにOneDriveを選ぶ大きな理由となり得ることだろう。

どのデバイスで使えるのか(写真左)。同じOffice文書を複数人で同時に編集作業できるか(写真右)

複数のオンラインストレージサービスが便利に利用できる環境が整いつつある昨今。今後は、その棲み分けを考えることが重要になりそうだ。AndroidスマホユーザーはDropbox、Googleドライブ、OneDriveの各サービスと、どのように付き合っていくべきだろうか。

Dropboxここがいい

オンラインストレージの中でも、いち早くサービスの提供が始まったのがDropboxである。したがってメインのクラウドとして利用している人も多いのではないだろうか。Dropboxの特長のひとつとして、更新の履歴を残せる点があげられる。例えばファイルを誤って削除しても、ドキュメントファイルを上書き保存してしまっても、履歴から復帰できるのだ。この安心感から、筆者は引き続きDropboxをメインのクラウドとして使い続けるだろう。

ドキュメントファイルを上書き保存してしまっても、ブラウザからDropboxにログインすれば履歴から復帰できる(写真右)

Google Driveとの付き合い方

Google Driveは、Androidスマートフォンを使い続ける限りは縁を切ることができないオンラインストレージだ。GmailやGoogle+などに容量が割かれるため、ほかの不要なファイルはなるべくGoogleドライブにはアップしたくない。また、これとは別の理由で積極的に使い込めない自分もいる。Googleには名前、住所、電話帳、メールの内容などが紐付けられている。これに加えて個人的な写真や動画、趣味の音楽ファイルなど一切合財を預けてしまって、本当に良いものだろうか、と(今更ながら)少し躊躇してしまうのだ。

利用中の容量はブラウザから確認できる。筆者は現在15GB中4.37GB(29%)を使用中。それほど使っているつもりはなかったが、Gmailで4.33GBも使用していた