盛りアイメイク、どう思いますか?

女性がアイメイクに力を入れるのはなぜ?

メイクをする時に、多くの女性が力を注いでいるアイメイク。つけまつ毛や黒目を大きく見せるカラーコンタクト、ぱっちり二重を作り上げてくれるアイプチやメザイク、このうちどれかが欠けるとメイクをした気分にならない、という女性も増えているのではないでしょうか。

ところで女性のみなさんは、なぜ自分がアイメイクに力を入れているか、分析してみたことがありますか? 「かわいく見せたいから」という気持ちの奥深くには、実はこんな願望が隠されているのかもしれません。

メイクに見る「誰かに守ってもらいたい」願望

それは、「誰かに守ってもらいたい」という願望です。心理学では、大きな瞳や丸い顔を見ると、大人は本能的にそれを「かわいい」と思うようになっていると言われています。例えば生まれたばかりの動物や赤ちゃんは、誰かに守ってもらわないと生きていけません。そのため、大きな瞳や丸い顔をしているという説もあるのです。そしてアイメイクに力を入れる女性は、守ってもらう状況を作り出したいため、無意識に目を大きく見せようとしている可能性があるのです。

つけまつ毛やアイプチにメザイクは、瞳を縁取るアイテムですから目を大きく見せてくれるのは必然。ではなぜ、カラーコンタクトで瞳まで大きく見せようとするかというと、好きな人を見つめる時、瞳孔が開いて黒目が大きくなるからです。瞳孔が開いていると、イキイキとした印象を人に与えます。

もしかしたらカラーコンタクトをする心理には、できるだけ多くの異性に好印象を与えて、そこから自分を守ってくれる異性を選ぼうとする気持ちが働いているのかもしれません。さらに、このメイクの流行の奥深さは、“草食系男子”という言葉の流布と共に発展してきた、という点。実は女性達は草食系男子などは求めておらず、自分を守ってくれる異性を求めているという本音が浮き彫りになっているように、筆者には感じました。

アイメイク、男性からは不評!?

ですが、ほどほどに抑えておかないと、男性からは不評なアイメイク。リビジェンが10~30代の男性に実施した「女性のメイクの許容範囲はどれか」というアンケートでも、「つけまつ毛」は52%、「カラコン」は33.3%、「アイプチ、メザイク」は25.9%、「このなかにはない(いずれも許容範囲でない)」は35.3%となっています。

つけまつ毛がかろうじて全体の半数を超えていますが、「いずれも許容範囲でない」が35.3%も占めたということは、男性が「ほどほど」を望んでいる現れと言えるのではないでしょうか。なぜ「ほどほど」を望むかというと、同アンケートの「原形不明なメイクは恐ろしい」という一言に集約されています。メイクを落とした女性と一晩過ごす際、男性は秘密の玉手箱を開けて驚愕するような経験をしたくないのです。

上記の説に「当てはまるかも」と感じた女性は、メイクで本音を表現するよりも、心を素直に保つ心がけをしてみてもいいかもしれませんね。

※写真は本文と関係ありません

著者プロフィール

内埜さくら(うちの さくら)
恋愛コラムニスト。1800人以上の人物取材の経験で磨かれた鋭い洞察力が武器。事務、販売、接客など数多くの職業を経験後、2004年にフリーライターとして活動開始。男性誌で約3年以上、恋愛やセックス特集を担当。ライター活動中に取得した心理カウンセラーになるために学ぶ必須項目の心理学と取材データを元に、処女作の「恋がガンガンうまくいく魔法のフレーズ80」(講談社)を上梓。「恋愛コラムニスト内埜さくらのブログ」も更新中。無料恋愛相談も実施中(休止中の時期もあるため事前に必ずブログを参照のこと)。