そうした話を聞くと、前面はガラス、側面と背面は金属のケースという構成はiPhone 5sから変わらないが、現在縁が斜めにカットされている部分までディスプレイの光りが点るようになるのかもしれない。

ちなみに、DAQの次の製品のことを考えると、前面にいっさいの額縁がなくれば、既存のバンパーという形状のアクセサリをはめ込むのが難しくなる。そのため全く新しい製品を考え出さなければならなくなるだろう。

次のiPhoneのデザインも楽しみだが、DAQが斬新な発想と超精巧な金属加工の職人技を生かす新しいアイディアによって、新しいiPhoneとどのように対話するのかも、早くみてみたいところだ。

松村太郎(まつむらたろう)
ジャーナリスト・著者。米国カリフォルニア州バークレー在住。インターネット、雑誌等でモバイルを中心に、テクノロジーとワーク・ライフスタイルの関係性を追求している。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)、ビジネス・ブレークスルー大学講師、コードアカデミー高等学校スーパーバイザー・副校長。ウェブサイトはこちら / Twitter @taromatsumura