人生とは決断の連続である。就職や結婚などの重大な決断だけではなく、今日のランチに何を食べるかについても一つの決断といえるだろう。

重要ではない決断は誤って進んでしまっても良いかもしれないが、大きな決断のときに判断の柱となるものはないか。優柔不断なあなたに参考になりそうなアドバイスを、Dumb Little Manが「どうやって人生の決断を迅速に下すか(原題:How To Make Quick Decisions For Your Life)」として伝授している。

迷うことは悪くないし、必要なプロセスだといえるだろう。だが、迷ってばかりでいつまでも決断に至らない状態は良くない。記事によると、以下の4つが迅速な決断につながるポイントという。

計画を持つ

あらかじめ想定されている場合は、大まかでも計画があると迅速な決断を下しやすい。「自分が何がしたいのか」や「長期的に目指していることは何か」「短期的にどのような結果が得たいのか」などを考慮して方向性を考えておこう。

記事では、「10-10-10メソッド」という方法を紹介している。決断を迫られたとき、10分後、10ヶ月後、10年後にどう感じるかについて想像してみるというものだ。

これにより、決断の重要性や決断がさまざまなことに与える影響について感触を得られるはずだ。漠然とした状態から現実的になることで、意志決定も下しやすくなりそうだ。

恐れに打ち勝つ

意志決定を阻害する要因の1つが「恐怖」だという場合がよくある。「間違った選択だったらどうしよう」かもしれないし、「現状を変えるのが怖い」かもしれない。

だが、間違った決断であっても「恐れのために尻込みするのは良くない」と記事はアドバイスする。絶対に間違えてはいけないと思える重要な決断を誤ってしまったとしても、修正がまったくできないわけではない。

むしろ、意志決定を遅らせることの方が問題が増えるのかもしれない。ここでも上記の「10-10-10メソッド」を使って、判断を下した場合・下さなかった場合で考えてみてはいかがだろうか。

メリット/デメリットを考える

もう一つの基本的なやり方として、メリットとデメリットを書き出してみることがある。書き出すうちに、何をすべきかが見えてくるかもしれない。頭の中であれこれと考えるよりも、書き出すことで視覚的にも何が自分や自分が置かれている状況にとって最適なのかが分かりやすい。

もう一つの長所として、メリットとデメリットを考えておけば、決断を下した後に、想定通りの事が運ばなかった時への備え(心構え)もできるということだ。重要な決断であればなおさら、「将来に与える良いメリット」と「悪いデメリット」の両方を多角的に分析して、理性的に最終決断を下すことを勧めている。

基準を持つ

自分の定めた基準や重要事項を満たした決断を下すことは、誤った決断を下さないための一歩だ。

自分が目指しているものや譲れないものなど、一定の基準を持っておこう。これを満たす選択肢を模索すると考えると、決断に迷うことが少なくなるかもしれない。